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日本百名山

剣山


MAP予定192*136
渇水の地は大雨だった
日程 1995年05月01日(月)
山名 剣山
山域 四国
入/下山地 見ノ越
メンバー 福島,I,T


 今回は四国の名峰、剣山に挑みました。「挑みました」といっても、登山そのものはたいしたことはないのですが、場所が四国の奥地、アプローチがたいへんでした。剣山を語る前にそのアプローチから語りたいと思います。
 出発は4/30、7時に横浜駅前で今回のお供二人を拾い、横浜ICへ。GWの帰省ラッシュで、渋滞も覚悟していましたが、横浜ICでの事故の渋滞だけであとは全く影響がなかった。浜名湖SAで昼食にし、名古屋から東名阪自動車道へ。亀山ICで降りたのは13時くらいであったろうか。国道25号線を大阪方面へ向かう。大阪からはフェリーに乗るのだが、かなり早く着きそうなので、上野市の伊賀流忍者屋敷に立ち寄ることにする。忍者屋敷は上野公園の中にあるが、公園は地元の人たちの憩いの場となっており、無料駐車場は地元ナンバーでぎっしりであった。駐車場を求めてうろうろしていたら、有料駐車場が空いていたので、そこに止めることにする。忍者屋敷は入場料¥500−、ある程度入場者が集まったところで、屋敷の中の一室に座らされ、赤装束のくの一によって、屋敷のからくりの説明が始まる。まわりの子供たちは興味津々で聞き入っているが、私にはあまり興味がない。一通り説明が終わり、次は地下の資料館へと導かれる。

高速料金
横浜−名古屋   ¥6550
名古屋−名古屋西  ¥500
名古屋西−亀山  ¥1500
大阪−徳島間フェリー運賃
車(5M未満)   ¥9370
人(2等運転手以外)¥1970

 4:00、徳島駅前を出発。四国を横断する国道438号線を西へ進む。この438号線がくせ者なのである。名前こそ国道であるが、これが関東なら単なる林道である。集落を通過するときは路地となり最小幅員は2M、路面こそアスファルトであるが、山中では急なワインディングでカーブの先の対向車が全く見えない。
もし対向車が来ようものなら、たまに現れる離合場所までどちらかがバックしなければならない。しかしながらこの日は早朝ということもあり、対向車はほとんどおらず、困難な離合をすることはなかったが、雨で見通しが悪い中必死で運転しているにも関わらず、我が同行者は左右に振られながらも余裕で寝ていた。
 6:40、登山口である見ノ越へ到着。想像を超えた山道で、思ったより時間がかかった。登山口には結構広い駐車場があり、100台は止められるのではないだろうか。一部は立体駐車場になっている。雨が降っているので、立体駐場の一階部分へ車を止める。
 7:10、準備完了で登山開始。雨がいよいよ強くなってくる。つい先日まで四国は渇水に悩まされ、給水制限までしていたのに、今まで降らなかった雨がよりによってこの日に集中して降っているようである。
 駐車場は剣山リフトの駐車場であり、登山口は国道を少し下ったところにある剣神社にある。折しもこの日5/1は剣山の山開きの日であった。神社への石段の入口に山開きの横断幕が雨に濡れていた。石段を登り境内を右手に行くと登山道となる。しばらく登るとリフトの下をくぐり、30分ほどで、リフトの終点でもある、西島神社を通過。さらに30分で山頂部の雲海荘に到着。
 8:10、山頂部は剣という名前とは対照的に(「日本百名山」によると名のいわれはこのあたりに安徳天皇の剣が埋められているそうな)かなり広く、どこが山頂だかわからない。一等三角点のあるところまで移動することにする。山頂部にはアンテナが建っており、それを取り囲むように、植物保護のための木道がある。去年のGWに行った大山(鳥取県)もこんな感じであった。そういえばその時も雨であった。三角地点はかなり風雨が強い。そこにいたおじさんと交互に写真を撮りあう。
 本来なら更に、次郎笈峠まで行く予定であったが、尾根道はかなり風雨が強そうで、景色もいいはずだがそれも全く望めないので、ここで引き返すことにする。来た道をそのまま降りていく。
 9:00、駐車場に戻る。

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