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寧比曽岳-愛知県の山

寧比曽岳-愛知県の山

愛知の奥地の整備された道

愛知の奥地の整備された道

【寧比曽岳山頂】

寧比曽岳山頂

山行情報
日程 2019年4月27日(土)
山名(山域) 寧比曽岳(奥三河
入/下山地 段戸湖/大多賀峠
メンバー 伊達、大山、勝野、山口、福島
行動時間 5時間30分
歩行
距離
登り
下り
歩数
10.6km 768m 905m 17,196歩
■■■

コース(タイム)

段戸湖(08:56)-富士見峠-(12:19)寧比曽岳(13:14)-(14:20)大多賀峠

 《山概略》
 寧比曽岳は愛知県のほぼ中央にある標高1,121mの山。愛知高原国定公園内で、東海自然歩道のコース上にあるため、登山道が整備されている。登山口である段戸高原(設楽町)はブナ、モミなどの原生林が残り、自然観察で訪れるハイカーも多い。

 《アプローチ編》
 横浜からのアプローチとなるので、前夜は浜松SAで車中泊をした。新城ICから国道257を北上し、段戸湖を通り過ぎ、大多賀峠で愛知の仲間らを待った。大多賀峠の駐車スペースは数台のキャパがあるが、周りには何もなく、スマホの電波も入りにくい。
 集合は8時だったが、仲間は30分以上遅れてやってきた。大多賀峠に車を一台残し、5人乗車で段戸湖へ向かった。段戸湖の方は立派な駐車場があり、すでに多くの車が停まっていた。


段戸湖の駐車場
【段戸湖の駐車場】
   湖岸の道を進む
【湖岸の道を進む】

 《寧比曽岳へ》
 駐車場の横には段戸湖があり、岸辺には桜やミツマタの花が咲いている。風が強いが天気は上々である。駐車場にはトイレやきららの森観光案内所があるが、案内所は無人だった。駐車場を出発し、段戸湖に沿った道を進んだ。地図では車でも通れそうな道だったが、駐車場のところから車止めがあり、歩行者しか入られないようになっている。
 右手に湖を見ながら進み、広場のようなところに東海自然歩道の案内板がある。田口から段戸湖畔を経て寧比曽岳までが、このあたりのコースとなっている。さらに遊歩道を進み、左手に段戸裏谷と書かれた碑があり、自然観察路の道が分かれている。この辺りはバードウォッチングで来ている人も多く、三脚を立てて鳥を撮っているようだ。

右手の五六橋を渡る
【右手の五六橋を渡る】
   よく整備された道
【よく整備された道】

 再び車止めのゲートを通過し、モミ・ツガ植物群落保護林の中を歩く。道が左右に分かれるので右手の富士見峠方面へ曲がる。五六橋を渡り、再び東海自然歩道の案内板がある。木橋を渡ってようやく山道が始まる。
 道の脇にはスミレなどちらほらと花が咲いている。今回は花に詳しい同行者がいるので、花の名前を教えてもらいながら歩くことができる。スミレだけでも何種類かの花が咲いていた。

ブナの大木
【ブナの大木】
   富士見峠
【富士見峠】

 道は東海自然歩道だけあってよく整備されている。道標も多く、山頂までの距離が書かれているので現在位置がわかりやすい。途中雨がパラパラと振り出し、雨具をつけたメンバーもいたが、雨が降ったのはその時だけで、雨具をつける必要はなかった。
 道は緩やかな登りが続き、高度を上げるとブナの木が現れるようになる。階段状の坂を上り、スミレの花の写真を撮っていると、上の方に小屋が見えてくる。富士見峠の真新しいトイレのようだ。峠で休む予定だったが、ニオイが気になるのでそのまま通過する。以前の富士見峠は眺めがよかったらしく、赤石山脈などが眺められたようだが、今は樹林に覆われ何も見えない。

あずま屋が見えてくる
【あずま屋が見えてくる】
   寧比曽岳山頂
【寧比曽岳山頂】

 富士見峠を少し下り、登り返すとあずま屋が見えてくる。その先が寧比曽岳の山頂(1,121m)だ。領家変成帯の花崗岩から成る、三河高原の最高峰らしい。仲間によると、以前の山頂は眺望がなかったが、現在は伐採されて眺めがよくなっている。雲が多いが、恵那山ははっきりと見えている。
 山頂には、二等三角点や、ベンチ・テーブルも多数ある。しかし、多少風があるので、あずま屋の陰で昼食休憩をとった。あずま屋の温度計によると、5度を示しているが、それほど寒さは感じなかった。

山頂からの眺め
【山頂からの眺め】
   北面を下る
【北面を下る】

 山頂からは三つの下山ルートがあり、いずれも東海自然歩道となっている。我々は北尾根を大多賀峠方面へ下った。山頂から先は豊田市の領域である。少し下ると、杉やヒノキの植林帯に入る。途中、亀の甲岩というのがあり、それらしい二匹の亀を見ることができる。

亀の甲岩
【亀の甲岩】
   大多賀峠に出る
【大多賀峠に出る】

 階段状の坂を下っていくと、右手に車道が見えてくる。最後は鉄階段を下ると車道に出る。駐車スペースは右手の設楽町方面に120mほど行ったところにある。
 段戸湖に置いた車を回収し、豊田市方面へ向かった。下山後の温泉は、大多賀峠から15分ほどの百年草(非温泉)である。料金は300円と銭湯よりも安い値段だった。
 この日は、豊川の仲間の家で泊り、翌早朝に九州の実家へ向けて出発。四国経由なので実家に到着するのはあと二日はかかることになる。四国では、石鎚山に登る予定であったが、雨のため中止し、西条市周辺を観光することになった。

《登山道の花》
ダンコウバイ ミヤマシキミ フモトスミレ
 【1.ダンコウバイ】
 【2.ミヤマシキミ】
 【3.フモトスミレ】
タチツボスミレ ツボスミレ マキノスミレ
 【4.タチツボスミレ】
 【5.ツボスミレ】
 【6.マキノスミレ】
ショウジョウバカマ
 【7.ショウジョウバカマ】

付近の山 宇連山(2010.8.29)、明神山(2010.4.10)

立ち寄り湯情報
 
百年草 飯盛の湯・真弓の湯★★★
場所:愛知県豊田市足助町東貝戸10(TEL:0565-62-0100)
泉質:非温泉
料金:300円・時間:10:00~17:00
休館:金曜他
食堂:有、露天:無
Camera:CANON EOS 6D Mark II

NOYAMA
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