1997年GWの記録

1997年GWの記録

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横  伊  蒜  下  福  長  坊  長  福  恵  恵  横

 → 豆→ 山→ 蒜→  → 者→ ヶ→ 者→  → 那→ 那→  

   河  高                    峡      

浜  津  原  山  岡  原  鶴  原  岡  SA  山  浜

全行程:3,044km ガソリン消費:210L

4月26日
 GWの初日は、伊豆の民宿で過ごした。東伊豆への道は相変わらず渋滞しており、これからの長旅が思いやられたが、今回の行程で特に渋滞していたのは関東を出るときと入るときだけだった。
 民宿に着いてからは、裏山でミカンやタケノコを採りに行き、しばし田舎の雰囲気を味わう。タケノコ取りが何故田舎の雰囲気かというと、自然とふれあうことは本来生活の一部であったが、消費社会の発展に伴い、多くの人々にとってそれが非日常的なものとなったからで、そうした都市生活に対し、かつては日常的な行為で今日の限定的かつまれな状態が田舎の雰囲気だからである。
 その夜は豪勢な海の幸に囲まれた食事を取り、早々と眠りについた。

4月27日
 朝食までの時間で、民宿の前の堤防で釣りをした。釣りの道具は車のトランクに常備している。食糧危機になってもこれさえあれば海の食料を得ることができる。
 30分程度の釣りの収穫は20cm程度の小魚が一匹であった。朝食を終え、8時半に出発。修善寺を越え、しばらく国道1号線を走り、トイレに行きたくなったところで東名高速にのる。ひたすら高速を飛ばし、8時間で米子自動車道の蒜山高原SAにたどり着いた。蒜山の地図を持ってきていなかったので、このSAで『山と高原地図・大山蒜山高原』を購入した。
 蒜山に関する事前の調査(インターネット)で、この日は蒜山高原キャンプ場に泊まることにしていた。持ち込みテントの利用料金が300円と安く、多くのキャンプ場が夏期しか営業していない中で、この時期でも営業していたためである。
 蒜山高原の情報はhttp://www.optic.or.jp/HarenokuniOkayama/main/points/hiruzen/hiruzenkogen/index.htmlで得られた。
 高速を降りて、蒜山高原キャンプ場を目指す。カーナビには載っていないので、道標を頼りに車を進める。一度道を間違えたが、なんとか明るいうちに到着。  蒜山三座の手間にあるキャンプ場の管理棟からみるキャンプサイトはずいぶんと感じがよく、綺麗である。しかしGWにはまだ早いのか、キャンプサイトにテントはまばらであった。管理棟で料金体系を確認すると、持ち込みテントでも料金は2形態あり、1300円と300円があった。前者はテントサイトが指定され、トイレも水洗で綺麗である。僕は後者を選択したが、フリーサイトはやや傾斜があり、トイレや炊事場は一応あるが粗末な作りである。明らかに1000円の差がはっきりとしている。
【蒜山高原キャンプ場】
 蒜山高原キャンプ場の、一番ランクの低いテントサイト。300円ではあるが、トイレ炊事場はついている。この時期は利用者がいないのか、トイレや炊事場は落ち葉で埋まっていた。まわりに自分以外のテントは一張り。とても静かな夜が過ごせた。



【蒜山高原キャンプ場】
 区画サイトのテントサイトはとても綺麗。電源付きのオートキャンプサイトもあり、シーズンともなると日常をそのまま持ち込んだキャンプが繰り広げられることだろう。



4月28日

 【山 名】 下蒜山
 【山 域】 蒜山
 【日 程】 1997年4月28日(月)
 【天 気】 雨
 【入山地】 犬挾峠
 【交 通】 車

 前日の天気予報では朝から晴れるはずであったが、天気の進行が遅く、昨夜からの雨は降り続いた。犬挾峠の駐車スペースには1台だけ軽乗用車が止まっていたが、そのドライバーは下山後も見かけることはなかった。
 天気は悪いが、山頂に着く頃には回復するだろうとの楽観的見通しで登りはじめた。目指す下蒜山は岡山と鳥取の県境沿いの尾根伝いに行けばよく、道はしっかりしていて迷うことはない。はじめの急坂にはロープがあるので、それを掴んで登るが、それがないところでは、かなり足が滑るので登るのが困難。3合目、5合目、7合目、8合目、9合目、と標識があり、現在地の目安となる。

【登山口からすぐの雑木林】
 目指す下蒜山が見える。この登山道から左が岡山県、右が鳥取県。



【下蒜山の尾根からの眺め】
 犬挾峠から下蒜山に向かう尾根から北方を撮影。このときは雨も少なかったが、後に雨は強くなる。



 広い山頂は晴れていれば眺めもよかろうが、この雨ではなにも見えない。証拠写真を撮って、そそくさと下山。下りは登り以上に足を滑らさないように注意するが、つづら折りのところで見事にスリップ。直滑降で十数メートル滑っていった。 見事に誰とも会わない山であった。

【スミレサイシン】
 北海道西南部と、主として本州の日本海側に生える多年草。



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