TOP > 福岡県の山 > 香春岳   

香春岳-福岡県の山

香春岳-福岡県の山

来るたびに低くなる山

来るたびに低くなる山

【上空から一ノ岳を見る】

上空から一ノ岳を見る

山行情報
日程 2019年1月3日(木)
山名(山域) 香春岳(筑豊地方
入/下山地 五徳越峠
メンバー 単独行
行動時間 2時間11分
歩行
距離
登り
下り
歩数
5.5km 432m 432m 10,421歩
■■■

コース(タイム)

五徳越峠(10:19)ー(11:22)香春岳 二ノ岳(11:34)-(12:30)五徳越峠

 《山概略》
 福岡県筑豊地方にある香春岳は、昔より銅の産出した山であり、新羅からの渡来人がその高度な技術で精製していた。奈良東大寺の大仏造営でも、ここから搬出された銅が相当量使われたという。平安時代には宇佐八幡宮に奉納する御神鏡を鋳造している。近代ではセメント原料としての石灰の採掘が行われ、徐々にその姿が消えていく山である。

 《アプローチ編》
 正月の帰省先から香春岳までは40分ほどの道のりである。両親も着いてくると言うのでマイカーに3人乗車で出発し、登山口の五徳越峠には10時過ぎに到着。峠の部分だけ広くなって駐車スペースがあるのだが、軽トラックがやたら多く駐まっていて路側帯に駐車した。普段はほとんど車が駐まっていない場所である。周りに人の気配は無かった。


五徳越峠に駐車
【五徳越峠に駐車】
   防火帯のような広い道
【防火帯のような広い道】

 《香春岳へ》
 五徳越峠には最近道標が整備され分かりやすくなっている。香春岳登山口とかかれた方へ向かって登山道を登っていく。それほどきつい登りでは無いが、3分と経たずに父がギブアップ。車の中で待つことになった。
 道は三ノ岳岩登りコースとファミリーコースに分かれる。右手のファミリーコースに進むとやがて防火帯のような広い道となる。しばらく登りが続き、道は尾根からトラバースに変わる。植林の薄暗い中を進むと、香春岳の歴史が書かれた黄色い掲示板がある。香春岳は古代から鉱山として利用され、奈良の大仏や皇朝十二銭の原料として銅が採掘・精錬・鋳造されている。この山を登るものは、たいてい既知の知識である。

振り返ると三ノ岳
【振り返ると三ノ岳】
   石垣に沿って進む
【石垣に沿って進む】

 道は林道に出る。林道の右手はゲートがあり立入禁止となっている。一ノ岳と二ノ岳の鞍部に続く道である。ここを侵入する山行記録も見かけるが、ゲートの柱に更に虎ロープが張られ、登山者の侵入を強く阻んでいることがうかがえる。我々は林道を左に進んだ。
 林道歩きがしばらく続く。林道の脇は石垣になっているが、いつの石垣だろうか。この山は平安時代に鬼ヶ城が築かれているので、その名残かもしれない。香春岳は石灰石でできているので、道には多くの白い石が転がっている。
 林道を何度かカーブしながら上っていくと、三ノ岳への分岐がある。今回は二ノ岳へ行くので、そのまま林道を道なりに進む。道は稜線歩きとなり、正面には二ノ岳が見え、振り返ると三ノ岳の山頂が見える。やがて雑木林に入り、道が不明瞭になる。錆びた鉄管が散乱し、首の無い石像がある。

二ノ岳山頂に到着
【二ノ岳山頂に到着】
   上空から一ノ岳の様子
【上空から一ノ岳の様子】

 歩きにくい奥へと進み、左の方へ行くと香春岳山頂(468.2m)の道標がある。むき出しの三角点(国土地理院の基準点成果に記載は無いので違うかも)が立てかけてあるが、山頂からの眺めは良くない。東の方の町並みがチラリと見える程度だ。眺望を期待するなら三ノ岳に登った方が良いだろう。真上にドローンを数十メートルほど飛ばすと、一ノ岳の採掘の様子がよく見えた。

来た道を戻る
【来た道を戻る】
   岩登りコースの分岐
【岩登りコースの分岐】

 帰りは来た道を戻る。途中、ドリーネと書かれた指導標が薮の方を指していた。意味不明の言葉である。展望台のことかとも思ったが、そのまま通過した。帰ってから調べると、「石灰岩地域特有のすり鉢状の溶食凹地」ということだった。
 ゆっくり歩いて往復約二時間で五徳越峠に戻った。天気も良く、今年の初登りも気持ちよく歩くことができた。

付近の山 香春岳・三ノ岳(2005.5.4)、牛斬山(2015.5.6)、大阪山(2010.1.2)

Camera:CANON EOS 6D Mark II

NOYAMA
   ホームに戻る   
NOHOU