神奈川県の山

畦ヶ丸

 【山 名】 畦ヶ丸
 【山 域】 丹沢
 【日 程】 1996年11月16日(土)
 【天 気】 快晴
 【入山地】 西丹沢自然教室
 【交 通】 マイカー

 当初の予定はユーシンロッジまで車で乗り入れ、丹沢最高峰の蛭ヶ岳を目指す予定 であった。しかし玄倉から林道に入り込んだものの、小川谷出合から先はゲートがあ り通行止め。嘘かホントか崖崩れのためらしい。この出合で車を止められないことも なかったけど、ユーシンロッジまで林道を2時間以上も歩くことになるので、蛭ヶ岳 はあきらめることにした。
 まさかの撤退にがっくりしつつも、車を行きなれた西丹沢自然教室の駐車場へ向け る。玄倉から10分くらいの道のりである。そこなら間違いなく車を止めることがで きる。
 大滝隧道の一車線しかないトンネルは隣の立派なトンネルに取って代わっていた。 このあたりの道も2車線確保が増え、以前と比べてずいぶんと走りやすくなっている。
吊り橋
【吊り橋】

 西丹沢自然教室周辺の駐車スペースに車を止めてトイレで用を足し、出発(9:15)。 やけに立派な吊り橋を渡り、杉林を抜けると西沢の河原に出る。砂防ダムを二度ほど 乗り越え、テーブルのある権現山登り口が見えてくる。すでに先客がいるのでここで の休憩はあきらめ先へ進む。沢を何度か横切るが渡してある橋は流されてあらぬ方向 に横たわっているため、石伝いにジャンプで渡る。
 下棚の滝がある下棚沢の合流地点を通過。引き続き本棚の滝がある本棚沢の合流地 点を通過する。いずれの滝も以前訪れたことがあるので今回は一目散に畦ヶ丸を目指 す。本棚の滝へは沢の合流地点から5分ほどで落差70メートルの壮観な滝を見上げ ることができる。マイナーな滝ではあるもののなかなか壮観だった。
登山道
【歩きやすい登山道】

青空
【ブナと青空】

 沢から尾根へと取りかかり、急坂が続く。しばらく眺望はないが、善六ノタワなる ところは多少眺めがよい。やがてまるい畦ヶ丸山頂が木立の隙間から見えてくるが、 なかなかピークにたどり着かない。ぽかぽかと暖かく、シャツは汗でびっしょりと濡 れている。
畦ヶ丸
【木立の間の畦ヶ丸】

 10:57、ようやく着いた山頂はテーブルがひとつに、道標が一本あるのみ。立木に 囲まれ眺望はわずかにあるのみ。
畦ヶ丸山頂
【畦ヶ丸山頂】

 後から知ったことだが、この先の避難小屋からの眺めがいいようだ。ほんの数十メートル移動したところにあったはずだ。その避難小屋の方からガヤガヤと大パーティーが登ってきて、静寂な山頂の雰囲気が失われつつあったので、早々と下山することにした。大滝沢の方へ降りていくルートもあったが、来た道より1時間以上余計にかかるので、来た道を引き返すことにした。
 12:20、思ったより早く登山口の自然教室へ戻ってきた。登りはじめとは打って変わって一帯は一大レジャーランドと化しており、やることがそれ以外考えつかないのか、河原の至る所でバーベキューが行われている。道は駐車場からあふれた車の縦列駐車が続いており、なお空き待ちの車もうろうろしている。
 小春日和の暖かさで、東名高速では居眠りをしてしまう。ふと気づくと路側帯を走っていた。途中のパーキングで一休みして横浜へ。
おわり


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