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神奈川県の山

高取山


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丹沢前衛、蓑毛から善波峠へ
日程 2007年01月27日(土)
山名 浅間山・高取山・吾妻山
山域 神奈川県・丹沢
入/下山地 蓑毛/鶴巻温泉
メンバー 単独

コース(タイム)

秦野駅(9:32)=蓑毛(9:58)−(10:47)蓑毛越−(11:45)高取山−(12:34)善波峠−(13:19)鶴巻温泉駅

 1月下旬とはいえ暖かい日が続いている。丹沢でも歩こうと思い、アルペンガイドのページをめくっていると、「浅間山か ら高取山・善波峠」という、まだ歩いたことのないコースが紹介されていた。丹沢前衛の低山ではあるが、5時間コースな ので運動不足の体にはちょうど良さそうだ。このコースを歩くことにした。
 土曜日の朝、8時過ぎに自宅を出発。小田急秦野駅へ9時32分に到着。蓑毛行きのバスは35分発なので、小走りに バス停へと向かう。バスは30分に一本程度しかない。発車寸前のバスは満員で、ほとんどがハイカーのようだ。大山へ 行く人が多いのだろうか。
 バスは25分ほど走って蓑毛に到着。バス停横にはトイレもあり、登山口として配慮されているようだ。さっそく歩き始め る。道は、蓑毛橋の手前を右手に進む。道標は日向薬師を指している。緩やかに坂を上ると、道は二股に分かれ、左手 がヤビツ峠、右手が下社・日向薬師方面となっている。右手を進む。樹林帯の中に入り、林道を二度横切る。三度目の 林道に出たところは、道が複雑で、はじめ林道を右手に行ったが間違えで、しばらく歩いたところで引き返した。車止め のあるアスファルト道を歩くのが正解であった。とにかく上へ上へと目指していけばよい。アスファルト道を少し歩くと、左 手に登山道が続いている。この道は関東ふれあいの道らしく、石碑や道標がときどき出現する。大山山頂への分岐のと ころには、百回登山記念碑がある。石組みの側壁沿いの道は「大山参り蓑毛のみち」とある。しばらく歩きやすい道が続く。
 日向薬師への分岐からは浅間山方面へ向かう。数人のパーティーが休憩していた先に数名の女性(おばさん)が荷物も持たずにうろうろしていた。人がほとんど通らない道だけに、私が通り抜けると少し驚いた様子であった。どうやら雉撃ち場を探していたようだ。
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 【蓑毛バス停】
 【大山山頂分岐】
 【浅間山尾根】
 目の前にNTTの中継所らしき施設が見えてきた。その中継所に向かって登る道と、右側 を回り込む道があり、後者の道を選んで歩いていった。これは選択ミスで、中継所のとこ ろに浅間山の山頂があったらしい。このあといくら歩いても浅間山はなく、次の中継所に 突き当たった。
 2番目の中継所に突き当たると道が分からなくなった。中継所の柵に登山道が左の矢印で示されており、その方に行っても道はなく、中継所をぐるりと一周回ってしまった。どうやらその矢印は逆コースのための浅間山方面への矢印であったようだ。  中継所に向かう車道の少し先に、左斜め後ろに林道が延びており、その道が高取山方面であった。この尾根は電波塔が多く、3番目の中継所を通過すると、轍の深い防火帯のような尾根を下る。送電線の下をくぐるところの周囲は木が伐採されており、眺めが良くなっている。富士山こそ見えないが、箱根方面のやまなみが見えている。
 チェーンソーの音が聞こえ、ハイキング道沿いの杉の枝打ちを行っていた。浅間山林道を横断する。
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 【高取山頂上】
 【念仏山頂上】
 【善波峠】
 二等三角点のある高取山(556m)の山頂に到着する。ここで休憩しようと思っていたが、7人ほどのパーティーが宴会をおこなっており、占拠されていた。仕方がないのでここは通過し、次の山頂へ向かった。30分ほど歩くと、念仏山(357m)と書かれた標識のある見晴らしの良い場所に出る。ここでも一組の夫婦がベンチで休憩していた。道では人と会わないのに、休憩所ごとに人がいる。ここも通過する。
 少し歩くと送電線の鉄塔があり、その基礎コンクリの上に座って休憩する。この日初めての休憩である。軽く行動食を取り、尾根の南下を続ける。
 鹿よけの柵を通過するが、ここの柵の扉はチェーンでぐるぐる巻きで閉じられており、かなり厳重にしまっている。柵を越えて10分ほどで善波峠に到着する。峠には地蔵が数体置かれている。古い峠なのだろうか。峠からは進路を東に取り、鶴巻温泉方面へ向かう。
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 【吾妻山頂上】
 【無人販売】
 【鶴巻温泉】
 弘法山から鶴巻温泉にかけてのコースは関東ふれあいの道でもあり、歩いている人が多い。吾妻山の頂上からは平塚の町並みが一望できる。吾妻山から5分ほど先に、鶴巻温泉へ下る分岐がある。直進すると坪ノ内バス停へ行くようだ。
 山道を下り、民家がすぐ近くに見えてくると、路傍に無人販売所がある。大根やニンジン、白菜の浅漬けなどいろいろ置いてあった。前を歩いていた女性が、生姜のようなものを手に取り、料金箱へ料金を入れていた。そしてその先の民家で会話をしていたが、「そりゃ、生姜じゃなくてウコンだよ」と指摘されていた。その民家のおばさんは無人販売所のオーナーではないようで、お金は戻ってこないので他のと変えたらいい、と言っていた。
 道は東名高速の高架をくぐり、住宅街の中へ入り、鶴巻温泉街を抜けて、小田急鶴巻温泉駅に到着する。

Camera:Panasonic DMC-FX9

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