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鎌倉散歩-朝比奈切通し

鎌倉散歩-朝比奈切通し

鎌倉の山と寺社巡り

鎌倉の山と寺社巡り

【切通しを歩く】

切通しを歩く

山行情報
日程 2016年10月22日(土)
山名(山域) 朝比奈切通し(三浦半島
入/下山地 十二所神社/鎌倉駅
メンバー 林夫妻、山地、萬濃、大冨、嶋田、千葉、福島
行動時間 4時間10分
歩行
距離
登り
下り
歩数
10.6km 351m 374m - 歩
鎌倉マップ

コース(タイム)

十二所神社B(10:47)ー朝比奈切通し-(11:23)熊野神社-(11:58)十二所果樹園展望台(12:31)-鶴岡八幡宮-(14:58)鎌倉駅

 《山概略》
 朝夷奈切通しと書くのが正しいようだ。鎌倉時代から県道204ができる昭和31年まで朝比奈から鎌倉に行くための道として利用されていた。鎌倉七口の一つで国指定史跡となっている。朝夷奈切通しからハイキング道が整備されているので、それらを巡って鎌倉駅まで歩くことにした。あまり登山という要素はなく、散歩程度の山歩きである。今回のピークは標高134mの展望のない展望台だが、特に山の名前は付いていない。

 《アプローチ編》
 鎌倉駅前に8人が集結。今回は大所帯である。古都鎌倉駅前は多くの観光客で賑わっている。駅前から金沢八景行きのバスに乗り十二所神社で下車する。道は渋滞していて歩いた方が早かったかもしれない。歩いてもたいしたことのない距離だ。


バスを降り朝夷奈切通しへ
【バスを降り朝夷奈切通しへ】
   朝夷奈切通し
【朝夷奈切通し】

 《朝比奈切通しへ》
 道路を渡り、バスの進行方向で斜め右手の道に入っていく。朝夷奈切通の指導標がある。住宅地の沢沿いの舗装道を歩いて行くと、道はダートとなり両脇は緑に覆われた崖となる。
 分岐が現れ、朝夷奈切通の案内板がある。左の道にはいるとすぐ右手に小さな滝があり、昭和16年の古い石碑がある。道を進んでいくといかにも切通という状態で、左右に壁が続く。道は案外広く、昔は人馬が行き交っていたことが想像できる。道脇にはホトトギスやミズヒキの花が咲いていた。
 一枚板のような岩の斜面の道が続く。これは人の手で掘られた道なのだろうか。地蔵の前を通過する。坂を登り切ったところは関所のようなものがあったのだろうか、岩に加工した跡があり、ノミの跡がくっきり残っている。仏像の絵も彫られていた。
 切通の道は続く。坂を下っていくと工事用のフェンスがある。崩れやすい切通しのメンテナンスが行われているのだろう。さらに下ると分岐がある。今通ってきたのがかまくら道で、右手に行くと熊野神社とある。右手に進んだ。

熊野神社を通り抜ける
【熊野神社を通り抜ける】
   山道を進む
【山道を進む】

 林の中を進んでいくと、右手に案外立派な神社の姿が見えてくる。鳥居をくぐり、石段を登っていくと神社の建物がある。最近建て替えられたのかけっこう真新しい建物である。創建自体は1085年頃と言われ、開基は源賴朝ということだ。扉は閉ざされ、無人のようだ。もうひと登りしたところにも神社があるが、こちらの方がメインの熊野神社なのかもしれない。
 熊野神社からさらに奥の方へ進んでいく。すっかり山道となるが、汗が出るほどの登りではない。細い道を進み、鉄塔の下をくぐると、楽器の音が聞こえてくる。山の中で子供が練習しているのかと思ったが、道を歩いていくと、大人がサックス?の練習をしていた。
 道なりに歩き続け、次の鉄塔の所の分岐を右に曲がり、突き当たると広場のような所に出る。十二果樹園展望台(149m)で、この日の最高峰である。展望台と名は付いているが、たいした展望ではない。三角点や山の名前も特にないようだ。ここに半ば朽ちかけたテーブルとイスがあり、休憩することになる。ちょうど8人が座ることができた。ここで小一時間昼食などで時間を過ごした。

無名峰149m
【無名峰149m】
   報国寺の竹林
【報国寺の竹林】

 大休憩を終え、山を下っていく。十二所果樹園の入り口の方へ降り、先ほどの朝夷奈切通しの入口に回り込み、来た道と合流する。住宅地の沢沿いの道を鎌倉駅方面に歩いているとカワセミが飛んでいた。鎌倉へ来たのだから、報国寺へ立ち寄ることになった。竹林で有名なお寺である。
 報国寺自体は入場無料だが、竹林のある竹庭は拝観料として200円が必要である。竹庭に入ると1000本の孟宗竹が出迎えてくれる。多くの観光客に混じって竹林の細道を巡った。

鶴岡八幡の銀杏の木
【鶴岡八幡の銀杏の木】
   津久井
【津久井】

 報国寺の次は源賴朝の墓に立ち寄り、続いて鶴岡八幡を訪れた。ここは駅から近いこともあり、すごい人出である。ちょうど結婚式が行われていて皆珍しそうに見ていた。鶴岡八幡を訪れる楽しみの一つに、倒れた大銀杏の再生具合の確認がある。大きな伐り株の横には新しく芽吹いた枝が植えられ、すでに人の背丈以上に伸びてて安心した。
 鶴岡八幡宮の参道である段葛は、しばらく来ないうちにすっかりリニューアルされていて、綺麗になっていた。桜の木も新たに植えられたようで、春が楽しみである。段葛から鎌倉駅の裏手に回り込み、津久井というお好み焼き屋が今回のゴールである。人気のお好み焼き屋で、予約しないと入れないらしい。お好み焼きとアルコールで大いに盛り上がり、この日を締めくくった。

付近の山 衣張山(2014.1.19)、天台山(2012.1.7)

Camera:CANON PowerShot S100

NOYAMA
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