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大崩山−日本二百名山

大崩山−日本二百名山

山中深く林道長く...

山中深く林道長く...

【石塚からの眺望】

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山行情報
日程 2009年04月30日(木)
山名(山域) 大崩山(阿蘇・九重)
入/下山地 宇土内
メンバー 単独行
行動時間 2時間40分
歩行
距離
登り
下り
歩数
7.7km 768m 768m 13,000歩

コース(タイム)

宇土内(14:44)−(16:13)大崩山(16:23)−(17:23)宇土内

 《山概略》
 大崩山(おおくえさん)は宮崎県の東北に位置し、祖母傾国定公園に含まれる。大崩山群を成しその最高峰が大崩山である。登山ルートは多いが、アプローチは困難を極める秘境の山である。日本二百名山。

 《アプローチ編》
 阿蘇高岳登山を終え、その足で国道218号を下った。観光地の高千穂を通過し、槙峰から綱の瀬川に沿った道に入る。国道から分かれ、国道槙峰大橋をくぐって鹿川方面へ進む。道は狭く離合は困難な道だが対抗してくる車は少なくない。狭い山道を10km以上走った先に集落があったのには驚いた。山の中の集落を見ていつも思うのだが、この人達は何を生業として生活しているのだろうか。
 登山口はまだ先で、道なりに車を進めると道がダートに変わり悪路となる。さらに10kmほど入ると宇土内登山口に到着する。道脇には車が5台ほど駐まっていた。


宇土内登山口 【宇土内登山口】

 狭く長い林道を登ってきた強者の車が何台も駐まっていた。人気のある山だ。

 《大崩山へ》
 宇土内登山口の駐車スペースは三叉路になっていて、登山道は右へ回り込んだ道の方になる。大崩山登山口と書かれた指導標がある。しばらく林道を歩くことになり、まだ車で入れたのではないかと思ったりする。
林道歩き 【林道歩き】

 登山口からもしばらく林道が続いている。林道あるところ杉林有りである。

 林道を10分ほど歩くと左手に山頂への入り口がある。林道にはちゃっかり車が一台止まっているが、駐めるスペースは広くない。無理してここまで上がってくることはないようだ。
 林道から杉林の中に入り、急坂を登ると30分ほどで山頂に延びる小谷尾根に出る。道はスズタケの生い茂る急坂が続き、何組かの下山者とすれ違うと、後はもう誰とも会わなくなる。
 眺望はなくひたすら登っていると、ピンク色の花が目に入る。アケボノツツジのようだ。咲き誇っているのはこの一画だけだった。

スズタケのトンネル
【スズタケのトンネル】
   石塚
【唯一の展望石塚】

 急坂がようやくなだらかな登りに変わると、鹿納山への分岐がある。大崩山へは鹿納山とは反対の右手に進む。10分ほど歩くと上祝子登山口からの道と合流する。ガイドブックでは上祝子登山口から登るコースが良く紹介されているが、延岡の方からのアプローチとなるので、北部九州からのアプローチでは宇土内登山口よりもさらに遠くなる。
 合流地点では指導標に従い右手の大崩山頂方面へ進む。スズタケをかき分けながら進むと、間もなく岩場に出る。石塚と呼ばれる場所で、岩の上に立つとようやく視界が広がる。石塚のすぐ先が大崩山山頂(1643m)である。

大崩山頂上 【大崩山頂上】

 山頂も眺望がきかない。一等三角点がある。山頂までのスズタケのトンネルはしつこく、道がなければ進むこともできなかっただろう。初登頂を果たした人はよく山頂を見つけたものだ。

 宮崎と言えばそれだけで秘境だが、大崩山もまた秘境中の秘境である。登山道が整備されていたのも不思議なくらいだ。ひょっとして二百名山ブームで道ができたのだろうか。
 下りは同じ道を戻る。もう人と会うことはない時間帯だが、スズタケの向こうでガサガサ音がするので緊張する。キョンキョン泣いていたので熊ではなくカモシカだろう。
《山の風景》
槙峰大橋 アケボノツツジ 道標は2ヶ所だけ
 【槙峰大橋】
 【アケボノツツジ】
 【道標は2ヶ所だけ】

(EOS KISS X2の時計が5分進んでいる)
Camera:Canon IXY 910is,EOS KISS X2

NOYAMA
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