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丹沢の山

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檜洞丸-丹沢の山

檜洞丸-丹沢の山

小春日和に富士の眺望

小春日和に富士の眺望

【山頂下りは正面に富士】

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檜洞丸-丹沢の山

○山行情報
日程 2019年11月9日(土)
山名(山域) 檜洞丸(丹沢
入/下山地 西丹沢自然教室前
メンバー 単独行
行動時間 6時間6分
歩行 距離登り下り歩数
13.3km1、591m1,591m2,3351歩

檜洞丸マップ

○コース(タイム)

西丹沢自然教室(07:06)-ツツジ新道-(09:48)檜洞丸(10:12)-石棚山(デシチノ頭)-箒沢公園橋-(13:12)西丹沢自然教室

 《山概略》
 檜洞丸は神奈川県丹沢にある標高1601mの山。丹沢の最高峰である蛭ヶ岳(1673m)につぐ第二の高峰である。初夏はシロヤシオ、秋はブナなどの原生林の紅葉を楽しむことができる。山頂周辺からの富士の眺めも素晴らしい山である。

 《アプローチ編》
 マイカーにて早朝4:50に自宅を出発し、高速には乗らず約2時間で西丹沢自然教室手前の駐車スペースに到着した。すでに20台ほどの車が停まっていていたが、まだ駐車スペースには余裕があった。しかしながら皆朝が早い。

 《檜洞丸へ》
 駐車スペースを出発し、車道を歩いて自然教室の建物を素通りする。いつもはここのトイレを利用するのだが、今回は来るときの道の駅で済ませている。車道の両脇にはキャンプ場があり、それらを見ながら進むと右手に入山口がある。いろいろと立札があり、登山道の情報もある。先の台風19号で登山道の被害があったようで、用木沢から犬越路にかけて通行止めとなっているようだ。




 登山口からはV字型の狭い沢に沿って進む。水量は少なく濡れることもない。少し進むと左手に階段状のはしごがある。沢から這い上がるように道が続き、指導標のゴーラ沢出合の方へ進む。
 道はしばらくトラバース道で楽に進める。東沢の方へ降りていき、広い河川敷に出てゴーラ沢出合のあたりで渡渉する。水の流れは多いが、場所を選べば濡れずに渡渉できる。奥にある尾根の突き出し部分が取り付きで、近づくと階段が見えてくる。ここからが本格的な登りである。
 


 階段をのぼり、尾根の上をまっすぐに歩く。地図上はまっすぐ歩いているつもりだが、実際のGPSの奇跡を見ると案外ジグザグに登っていた。ここはツツジ新道と呼ばれる尾根だが、シロヤシオが見られるのはもっと上の方だ。この時期は紅葉を楽しみながら登ることになる。今年の紅葉はあまり良くないようだが、ところどころで赤や黄色の紅葉を楽しむことができた。
 途中、展望台という場所に出る。大した展望ではないのだが、テーブルがあり休憩することができる。展望台を過ぎ、高度を上げていくとブナが現れるようになり、ガスも出てくる。
 まさか山頂部分はガスに覆われているのかと思ったが、さらに高度を上げるとガスの上に出て上空に青空が広がった。よく見ると周りは雲海である。雲海の上に大室山が浮いているのが見える。長く丹沢を登っているがこのような景色を見るのは初めてだ。
 


 道は木道の階段となり、ブナの木に囲まれながら進む。このあたりは植生保護の柵が張り巡らされている。シカの食害対策である。木道の方は登山者の踏み込み対策である。いずれも神奈川県民の水源環境保全税が利用されているようだ。木道はしばらく続き、振り返ると富士の姿も見えてくる。
 太陽光パネルを通過し、平坦な場所に出るとそこが、檜洞丸の山頂(1601m)だった。広い山頂にテーブルが各所にあり、そのうちの一つで休憩した。檜洞丸は塔ノ岳と違って登る人も少なく、山頂には数人いるのみ。静かに過ごすことができる。  


 檜洞丸山頂からは石棚山稜を縦走して箒沢の方へ降りていく予定である。まずは来た道を15分ほど下るのだが、正面には富士の姿が見られなかなかの絶景である。稜線をゆるゆると歩いているうちに雲海は消え、快晴の秋空となってくる。途中、ユーシン方面への分岐があるが、ユーシンから玄倉への林道が通行止めとなっているため事実上の通行止めである。
 テシロノ頭にかけてのブナ林はなかなか雰囲気が良い。すでに葉は落ち、紅葉は終わっているが、次の新緑のブナ林が楽しみだ。やはりシロヤシオの時期と合わせて来るのが良いのだろう。
 稜線を快調に歩いていると、途中素通りしてしまいそうなところに石棚山頂(1351m)がある。三角点もあるが草むらに隠れている。ここで珈琲休憩をとる。
 


 石棚山頂を少し下ると分岐があり、右手の箒沢公園橋(3.3km)方面へ下る。板小屋沢ノ頭のあたりまで下ると道が不明瞭で、変な所へ迷い込んでしまった。近くにいた二人連れも同じように迷っていた。この辺りは鬼門である。しかしながらGPSを頼りに正しい道に復帰することができた。後から調べると、そのまま下っても西丹沢自然教室の方へ下ることはできるようだが、バリエーションルートである。覚悟がないと行くべきではないだろう。
 その後の道は明瞭だが、板小屋沢に降りるところは急坂で、クサリに頼りながら下ることになる。沢に降りると沢沿いに進み、堰堤を何度か越えて、植林帯を抜けるとると箒沢公園橋にでる。橋を渡ると県道で、車で通った道を歩いて行くと、やがて車を駐めた駐車場が見えてくる。

○付近の山

檜洞丸(2011.2.26)、蛭ヶ岳(2008.11.23)、大室山(2012.5.19)

○立ち寄り湯情報
おふろの王様 海老名店★★★★
準備中 場所:神奈川県海老名市柏ケ谷555(TEL:046-236-0268)
泉質:ナトリウム-塩化物温泉(ph7.7)
料金:950円・時間:10:00~25:00
休館:-
食堂:有、露天:有
Camera:CANON EOS M6