トップ | 日本四百名山 | 東海自然歩道 | 神奈川県の山 | 東京都の山

日本百名山

木曽駒ヶ岳

[Page1] [Page2]

紅葉のピークは人出もピーク
日程 2000年10月07日〜09日
山名 木曽駒ヶ岳
山域 中央アルプス
入/下山地 千畳敷/駒ヶ根高原
メンバー MML3人


池袋=駒ヶ根=しらび平=千畳敷−頂上山荘キャンプ地−駒ヶ岳−宝剣岳−檜尾岳−空木岳−空木避難小屋−駒ヶ根高原=駒ヶ根駅=横浜


 新宿7:30発の高速バスに乗るために、横浜の自宅を6時過ぎに出発。新宿駅周辺は相変わらず難解で、多少さまよった後ようやく高速BT(バスターミナル)にたどり着く。
 BTで仲間と合流し、3人で駒ヶ根行きのバス(\3750)に乗り込む。バスは4列シートで一応トイレもついているので渋滞でも安心だ。バスは首都高から中央道へ入り、お約束の渋滞に突入。3連休初日のまさに渋滞のピークと言っていいだろう。自分で運転していないのがせめてもの救いで、ひたすら寝て目的地到着を待つ。途中SAで15分だけの休憩が入り、急いで昼食を食べる。
 駒ヶ根のBTへは2時間遅れの12:35に到着。乗り換えのしらびだいら行きバスは駒ヶ根駅前からでているので、BTから駒ヶ根駅まで5分ほど歩かなければならない。BTをでて右に曲がり、最初の交差点を左折。しばらく歩くと左手に駒ヶ根駅がある。駒ヶ根駅からのバスは長蛇の列を予想していたが、さにあらず、高速バスの乗客だけが並んでいた。30分に一本のバスはすぐにやってきて、13時発のバスに座ることができた。バスは発車するや運転手から「ロープウエイは3時間待ち」とのアナウンス。乗客がドットどよめく。
 バスは途中乗客を拾いながら、最後には満員となる。しらび平へは定刻に到着。広いロープウエイ駅前は、難民のように数百人の待ち客がたむろしている。まずは人並みをかき分けて整理券をゲットする。大きなボードには親切にも整理券番号毎におおよその乗車時刻が表示している。その時間まで2時間はあるので、付近を散策することにする。多くの時間をもてあました難民達も同じような散策コースを歩いていた。


【しらび平】

 散策コースを歩いていくと日暮の滝がある。岩場をはい上がって滝壺のそばまで行った。見上げるとはるか上空にロープウエイが走っている。(14:28)
 16:40くらいになってようやく自分たちの整理券番号が呼ばれ、ロープウエイ乗り場に向かう。料金は片道\1380(うち荷物\200)。意外と高いが標高差1000mあまりを一気に駆け上がることを考えると妥当なところだろう。ゴンドラから下り客がはき出され、登り客が乗り込み発車するまでは1分とかからなく、実に手際がいい。これ以上の輸送力増強は不可能だろう。この混雑は永遠に続くのだろう。



【千畳敷】

 千畳敷のロープウエイ駅をでて、さっそく駒ヶ岳のテン場へと向かう。すでに日は落ちかけており、すぐに暗くなってしまうだろう(それでも日帰り観光客は続々と登ってきている)。千畳敷カールはナナカマドなど紅葉がピークだ。すでに暗いので写真はあまり綺麗ではない(17:12)。ガレ場を登り乗越浄土を通過する頃にはすっかり暗くなっていた。ヘッドランプの光を頼りに中岳を巻いて、頂上山荘のキャンプ指定地にようやく到着。多くのテントはすでに中でくつろいでいる様子であるが、我々はガレ場の空きスペースを探し、テントを設営。下から吹き上げる風が冷たく、そそくさとテントに入る。


【夜明け】

 翌朝、頂上山荘のトイレを利用し、朝食を終えて、さっそく山頂を目指す。まだ夜明け前で薄暗い。30分ほどで中央アルプス最高峰の木曽駒ヶ岳山頂(2958m)に到着。東の地平線は日の出を控え、真っ赤に燃えている(5:28)。



【木曽駒ヶ岳山頂からの眺望】

 日の出の頃には40人ほどが山頂に集まった。方位盤の上に立ち、360度のパノラマを撮影する(5:57)。(回して見る)(ベタで見る)
 回りは一面雲海で、標高の高い山のみがその上に顔を出している。太陽の昇る東の方には南アルプスの山並みが横たわり、そのちょうど真ん中に富士山がちゃっかり山頂部分をのぞかしている。手前にはこれから訪れる宝剣岳や檜尾岳、空木岳が見え、ややかすんで恵那山の姿も見える。そしてしばらく雲海が続き、その上に小島のように浮かんでいるのが御嶽だ。そして北アルプスの山なみとなり、乗鞍岳、穂高岳、槍ヶ岳、白馬岳と続く。さらに浅間山、八ヶ岳や奥秩父の金峰山も見渡せる。


【宝剣岳】

 山頂からいったんテン場へ戻り、空木岳方面へ南下する。中岳の下りではピラミッドのように宝剣岳がそびえているのがよく見える(6:31)。手前の山荘は天狗荘。


次のページへ

Camera:CANON Power Shot S10

NOYAMA
ホームに戻る
NOHOU