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日本百名山

仙丈ヶ岳

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仙丈ヶ岳
【小仙丈ヶ岳より】

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日程 1997年08月02日〜03日
山名 仙丈ヶ岳
山域 南アルプス
入/下山地 北沢峠
メンバー MMLメンバー16名


8月2日(土)
 鴨居=八王子(Sあずさ3号8:33)=甲府(9:28)=広河原(14:10発)=北沢峠(14:40)−北沢長衛小屋キャンプ地
8月3日(日)
 北沢長衛小屋キャンプ地(5:55)−北沢峠−2合目(6:26)−3合目(6:42)−藪沢分岐−(30分休憩)−小仙丈岳(8:11、20分休憩)−仙丈岳(9:25、10:53発)−仙丈避難小屋−馬ノ背ヒュッテ(11:35)−藪沢−大平山荘−北沢峠−北沢長衛小屋キャンプ地(13:00)=北沢峠(15:10)=広河原(15:40)=甲府=八王子=鴨居

 仙丈岳は標高3,033m、国内で3,000mを越える山々20あまりの中の一つである。登山口の北沢峠へは、まず広河原まで自家用車で入り、芦安村営バスで北沢峠まで至る。広河原−北沢峠間はこのバスのみ通行が許されており、ほとんどの登山者はそれに乗るため、バス停では多くのザックが順番に並べられて、人はどっかにいっている。一回に全員乗り切れないのではと考えるのは杞憂で、時刻表以外のバスも運行されており、20人ほど乗れるマイクロバスが一回に数台やってくる。


【北沢長衛小屋キャンプ地】

 200張り幕営可能なこのキャンプ地はびっしりとテントで埋まる

 北沢峠から10分ほど歩いた北沢長衛小屋キャンプ指定地はびっしりと色とりどりのテントで埋まっている。担ぎ上げる時間がかからないので、オートキャンプ用の大型テントもかなり見受けられる。たいていの登山者はサブザックを用意しており、よけいな装備は残して仙丈岳か甲斐駒ヶ岳を日帰りで登る。
 今回はとある集いで、キャンプ場でほうとうを作って食べるという企画であった。16人ほどが三々五々集まって、初日の夜はほうとうを食べながら歓談した。
 翌朝、北沢長衛小屋の前のトイレは4時から長い列ができている。男の小の方は待ち時間なしであるが、個室の方は3基しかない。200以上のテンとが張られている中でこの数は少なすぎる。じっと我慢の15分ほどで、朝の仕事を終える。余裕があれば北沢峠の公衆トイレを利用する手もあるようだ。
 昨日の残りのほうとうを暖めて食べ、仙丈岳登山の準備に取りかかる。テントは張りっぱなしで、サブザックには雨具と昼食、カメラなど最小限の装備だ。

【シラビソの原生林】

 北沢峠付近のシラビソ

 バス停のある北沢峠へ戻り、シラビソや栂の林立する尾根にとりつく。のっけから急坂である。1合目の標識のあと2合目、3合目とつづき、振り返ると甲斐駒の姿が木立の間からたまに見える。4合目の標識が最後で、その後〜合目を示す標識は現れない。

【富士山と北岳】

 日本第一・二位の高峰が仲良く並んでいる。
 富士山(3776m)、北岳(3192m)

 5合目と思われる藪沢分岐は小仙丈岳方面へ向かう。ようやく森林限界を超えるとにわかに見通しが良くなる。小仙丈岳手前の広場で長めの休憩を取り、写真を撮る。雲もなく空気も澄んでいるので見通しはよい。鋸岳と甲斐駒ヶ岳の間には八ヶ岳が見え、鳳凰三山は地蔵岳のオベリクスがくっきりと見える。さらに富士山や北岳も間近に、北アルプスの山塊も雲上に顔を出している。

【小仙丈ヶ岳】

 小仙丈ヶ岳(2855m)

 小仙丈岳に至り、更に見通しは良くなる。目指す仙丈岳山頂が見え、すでに多くの登山者が登頂を果たし、休憩しているようだ。

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