週末は野山にいます


鳥取県の山

・氷ノ山(1999.4.30)
・扇ノ山(2018.9.23)
・蒜山(1997.4.28)
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大山-日本百名山

大山-日本百名山

過疎県の山は三密大渋滞

過疎県の山は三密大渋滞

【八合目あたりで振り返る】

八合目あたりで振り返る

○山行情報
日程 2020年9月20日(日)
山名(山域) 大山(大山周辺
入/下山地 大山口無料駐車場
メンバー 単独行
行動時間 4時間45分
歩行 距離登り下り歩数
8.2km1011m1011m---歩

大山マップ

○コース(タイム)

大山寺バス停(07:08)-夏山登山口(07:18)-行者谷分かれ(08:18)-大山頂上避難小屋(09:33)-五合目(10:51)-(11:46)大山寺バス停

 《山概略》
 大山(だいせん)は鳥取県にある標高1729mの山。中国地方の最高峰の山で、伯耆富士とも呼ばれている。日本百名山に選定されている。

 《アプローチ編》
 横浜から鳥取の大山までは直線距離で550kmほど離れている。これを車でアプローチした。登山前日の早朝に自宅を出発して、高速道路を飛ばし、その日のうちに真庭市まで行き、蒜山のホテルに一泊した。翌朝大山の駐車場へ向かった。
 蒜山から大山登山口までは最短の道路が通行止めだったようで、西に回り込んでのアプローチとなり、余計に時間がかかった。登山口に一番近い南光河原駐車場はすでに満車だったが、その先にある大駐車場はまだ半分くらいの駐車率だった。それにしても朝の七時から多くの車が集まっているのは驚きである。ここに来るのは大山登山ぐらいしかないだろうが、みな山に登るのだろうか。もしそうなら富士山並の人気の山である。




 《大山へ》
 駐車場を出発し、車で来た道を戻る。大山ナショナルパークセンターや自然歴史館の前を通り、左に曲がって参道を登っていく。大山参道市場の前を右折し、大山寺橋を渡る。橋の先に先ほどの南光河原駐車場があり、トイレもそこにある。さらにその先の道路脇に大山夏山登山道が続いている。
 まわりではぞろぞろと多くの人がその道を進んでいる。四辻に出て左に曲がると、階段の参道となる。先ほどの参道は大山寺への参道だったが、こちらは阿弥陀堂の参道となる。阿弥陀堂はこの先を右に曲がるが、山へは直進する。



 阿弥陀堂分岐には、大山頂上まで2.6kmの指導標がある。案外短い距離で山頂に到達するようだ。しかしながらこの道は急坂で苦労することになる。以前も同じコースを歩いているのだが、ほとんど覚えてない。そのときはあまり天気が良くなかったが、今回は晴れているので雰囲気も変わっているはずだ。
 階段の長い道を進む。前の方には多くの人が歩いているが、若者や家族連れなどまさに老若男女だ。やがて二合目の道標が現れる。どうやら一合目から歩き始めたようだ。コースタイムを考えると、一合の間隔は短く、次から次へと合数が進むはずだ。
 三合目、四合目と階段の上りは続き、標高1200mを超える。五合目には山の神の祠がある。以前は日の出を拝む遙拝所があったようだ。日本海側の展望が開けている。



 七合目あたりから樹林帯を抜け青空が広がる。登山道はそれほど広くはなく、大勢が歩いているので、追い抜くこともままならず、流れに乗って進む。標高1600mあたりから緩やかな道となり、やがて木道となる。かつて木道がない頃は、登山者の踏みつけにより緑がなくなり、土砂が流出する荒れようだったようだ。
 頂上周回木道に突き当たり、左手に進む。周回木道は高原となっており、緑に囲まれ眺めが良い。



 木道を登っていくとプレハブ小屋が見えてくる。その小屋の前に工事の足場が組まれ、ひな壇が作られている。なぜか多くの人がそこに集まって座っているが、よく見るとそこが山頂のようで、大山頂上1710.6Mとプレートがあった。ずいぶんと興ざめな山頂である。本来の山頂はまだ少し先のはずだが、何らかの工事が行われ、立ち入り禁止となっている。そのまま、休むことなく周回木道を歩いて下山することにした。



 周回木道の下りはすこぶる眺めが良い。まるで天空を歩いているようだ。美保湾や松江方面が眼下に見えている。
 石室の前を通り、周回木道を一周して元来た道を下り始める。まだ登ってくる人は続々と現れ、下るよりも待っている方が長くなる。二合目まで下ると人はパタリといなくなる。阿弥陀堂に立ち寄り、駐車場へ戻った。
 この時間の駐車場は完全に満車で、入りきれない車がぐるぐると回っている。小さな駐車場ではなく、大駐車場である。伯耆富士の名にふさわしい、人気の山であることがわかる。

Camera:CANON EOS 6D Mark Ⅱ