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日本二百名山

金剛山

[2005年GW山行特集][寂地山][立石山][雲仙岳][多良岳][香春岳][金剛山]

MAP予定192*136
繰り返し登るとご利益が..?
日程 2005年05月05日(木)
山名 金剛山
山域 奈良県
入/下山地 百ヶ辻
メンバー 単独行


百ヶ辻(6:46)−(7:28)文殊岩屋−(7:39)葛城神社−(8:02)山頂広場−(8:45)百ヶ辻

 近畿地方の山はなかなか登る機会がない。今回、福岡から横浜へ車で帰る途中、どこかひとつは登ろうと考えていた。日本百名山の大台ヶ原や大峰山は登っているので、次の候補は日本二百名山である。そうなると、比較的手軽な金剛山が適当であることが分かる。福岡で金剛山の地図を買い、この日に望んだ。

 大阪南港に着いたフェリーから真っ先に金剛山へ向かった。道はカーナビ任せで、途中コンビニで食料を調達し、1時間ほどかかった。
 金剛山の駐車場は早くも賑わっていた。どの駐車場も有料の看板が目につき、料金箱が設置してある。まだ空いていた登山口より手前の駐車場に車を入れ、そこは有料の看板も料金箱もなかった。運良く無料かと思われたが、登山口まで歩いていくと、徴収人が待ちかまえており、しっかり取られた。\600のところを\500にまけてくれたが、それがかえって怪しい。でも領収書はくれた。
 車道から林道に入り、自分がこれから登ろうと言うときに、下ってくる人がけっこう多い。まだ朝の7時前である。ロープウエイの運行は9時からなので当然自分の足で登っていることになる。登っているのも年寄りばかりでなく、子供連れも多い。金剛山の不思議その1:早朝から多くの人が歩いている

【林道から山道へ】

 山道の入口には、大きく「立入禁止」「通行禁止」の看板がある。しかし誰もそんなことは気にせずに、入って行く。


 地図では林道から山道に入っていくのだが、その山道の入口には「立入禁止」の看板がある。私有地だとか倒木の危険、森林保護のためなどと書かれている。しかし、周りの人は、そんな看板を無視して、普通に歩いている。金剛山の不思議その2:立入禁止を無視して皆歩いている。
 ともかく、山道に入らなければ登山にはならないので、多少気が引けながらも立入禁止内へと進入する。下ってくる人は次々に現れ、登っている人を追い抜き、谷筋を登っていく。途中水場があり、コップも置いてある。山の上には施設も多くあるのだろうが、この水は大丈夫なのだろうか。
 谷筋からつづらを登り切ると広い道に出て、左手に行くとすぐ岩屋文殊がある。多くの破魔矢がローソクのように立っており、参拝客の多いことがうかがえる。役の行者や智将大楠公も信仰され、智略を授かったと伝えられているそうだ。
 広い道は参道だろうか。歩いていると、道はコンクリートになり、夫婦杉や宝剣塔(後醍醐天皇及び大塔宮の宝剣を埋め、供養の為に建立したという足利時代の石塔)、福石(崇仁天皇の御代大国主神御出現あった石)などがある。

【葛城神社】

 どこが、金剛山のピークかとさまよっているうちに、葛城神社まで来た。記念撮影用だろうか、金剛山頂と日付の入った立看があった。


 山頂を散策していると、錬成会の小屋があり、多くの人がその窓口に向かっていることが分かる。どうやらその窓口で、登頂証明の印をもらっているようだ。近くには、「金剛錬成会員xx回以上登拝者名」と大きな看板があり、登頂回数別に名札がかかっていた。最高の人はどれほど登っているのだろかと、100回、200回と探しているうちに、1000回、2000回、う〜んまだまだある。5000回というのもあった。恐るべし錬成会。

【山頂広場】

 眺めの良い広場に出た。ここにも金剛山頂(1125米)と書かれている。今日の日付と時計もある。


 結局どこが本当の山頂か分からずに、一通り巡ってから登ってきた道を下った。下っているときも登ってくる人は多い。ロープウエイが動き出すと更に多くの人が訪れるのだろう。ひょっとして日本で一番登られているのは、この金剛山かも知れない。
 駐車場は空き待ちの車もあるほど混雑していた。時間はまだ9時前で、横浜へ帰る途中、奈良の法隆寺に寄ることにした。

Camera:CANON EOS 10D,SONY DSC-U30

NOYAMA
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