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日本百名山

岩手山

2006夏休み山行−[概要] [姫神山] [岩手山] [幌尻岳] [樽前山]

MAP
東北の雄、こちらは男神
日程 2006年08月10日(木)
山名 岩手山
山域 東北
入/下山地 馬返し
メンバー 単独

コース(タイム)

馬返(4:51)―(5:39)二合目―(7:21)七合目―(7:33)岩手山小屋―(8:27)岩手山頂上―(11:40)馬返

 岩手山は南部富士ともいわれ、コニーデ型の独立峰であるが、複数の噴火により見る角度によって、その姿は異なる。休火山といわれているが、火山活動のためしばらく入山禁止であった。2004年7月にはその規制も全面解除され、その機をうかがっていた登山者や地元にとっては朗報であったに違いない。その全面解除から2年経ってようやく、岩手山を訪れることになった。

岩手山の簡単な歴史
70万年前 岩手山ができる
3000年前 大地獄谷付近で水蒸気爆発
1686年 大噴火。大量の降灰、北上川が泥流洪水となる
1687年 群発地震、泥流や溶岩も流れる
1732年 大量の溶岩流、「焼走り」ができる
1919年 水蒸気爆発、火山灰が10cmぐらいつもった。
1995年9月15日 東側で火山性微動
1997年12月29日 西側で地震を観測、98年7月にかけ火山性地震が続く
1998年7月1日 入山規制
1998年9月3日 雫石町で震度6の地震
2001年 入山規制一部解除
2004年7月1日 入山規制全面解禁

 岩手山麓の標高630mで車中泊を行った。窓を閉め切った車中は思ったより暑くはなかった。むしろ、毛布が一枚あった方がちょうど良いくらいである。あまり熟睡はできなかったものの、昨夜は暗くなるや横になっているので、朝4時起きでも苦ではない。準備をして出発する頃には5時近くなっていた。心配された天気は快晴で、近づいていた台風は消滅したようだ。

photo 192*128 【登山口】

 馬返し駐車場の登山口。少し上がったところにトイレがあるが、更にその上にあるトイレの方が綺麗。

 駐車場入口近くの登山口から登りはじめ、右手のトイレ小屋を通過してすぐにまたトイレとあずま屋がある。こちらの方が綺麗なトイレだった。そのトイレの前には噴水というか、水場があり、四方に向かってじゃぶじゃぶと水が流れている。岩手山のわき水なのだろう。
 樹林帯への入口に登山口と書かれた大きな看板があり、脇に登山ポストもある。そこを通過すると「登山届けを出しましょう」と自動的にアナウンスがある。樹林帯に入り20分も歩くと、道は旧道と新道に別れる。右手の新道の方を歩くことにした。
 新道を10分ほど歩くと少し広い場所にでて、一合目の指導標がある。もうかなり歩いたつもりだったが、まだ一合目である。車で登ってきた分は考慮されていないようである。まだまだ先は長い。道は階段状になり、左右には杭とロープで登山道からはみ出せないようになっている。
 歩き始めから吹き出す汗が止まらない。Tシャツを脱いで絞ってみると、ぼたぼたと水滴が落ちる。山頂に着くまでにいったいどれほどの汗をかくのだろう。  二合目(5:39)、四合目(6:11)、五合目(6:34)、と順調に高度を稼ぐ。左手には旧道の尾根が見え、人が歩いているのが見えた。旧道の方が早く樹林帯から抜けて見通しが良さそうだ。尾根上に大岩も見えている。五合目の指導標のあるところからは、旧道に移るバイパス道もあるようだ。
 六合目(6:58)を通過。すでに樹林帯を抜け、ハイマツもちらほらと見かけるようになる。まわりは一面の雲海である。東の方に島のように浮かんでいる山が見えるが、何の山だろうか。

photo 192*128 【七合目】

 七合目から振り返ったところ。ここに来てようなく岩手山の山頂がある外輪山部分が見えてくる。この外輪山を左側に回り込んだところに登り口があるようだ。

 七合目まで来るとようやく岩手山の上部が見えてくる。火山の山らしく、上部には緑が無く黒い地肌が見えている。七合目は広い緑の台地になっていて、楽園のようである。旧道との合流点もここである。急坂から解放されて、まわりの風景を楽しみながら歩いていると、目の前に山小屋が見えてくる。アルプスの少女ハイジが飛び出してきそうなロケーションである。

photo 192*128 【不動平】

 急登から解放されてしばらく平地を歩く。山とは思えない、緑の大地が広がる。背後の山は鬼ガ城。

 岩手山小屋の前にはいくつものベンチがあり、そこで休憩する。目の前の水場は引いてきた水だが、豊富な水量で絶え間なく流れている。ここで水分補給し、手や顔を洗う。
 小屋の前を出発し、まだ少し平地歩きは続く。左手には緑に覆われた岩山が壁のように連なり、次の小屋が見えてくる。右手は岩木山の山頂部分のドームで、こちらは緑は少なくザレ地となっている。このザレ地を斜めに登るように道が続いている。ロープ伝いにそのドームを登り切ると、そのドームが外輪山のような形になっているのがわかる。外輪山の中に下りることはできるようだが、中心の山を登ることはできないようだ。まずは山頂へ向かうため、外輪山を時計回りに歩くことにした。左前方数百bに山頂らしき道標が立っているのが見えて、2人組の先行者が歩いているのが見える。

photo 192*128 【外輪山の上に到着】

 お鉢巡りができる外輪山。時計回りの左へ歩くのが一般的のようだ。道々石像が置かれていて、信仰登山の名残である。

 外輪山の火口壁の縁は幅が5bほどある。山頂までお地蔵様が点々と立っている。左側の斜面を見るとコマクサがたくさん咲いている。土など無く、ざらざらの石ばかりだが、良く咲いている。写真を撮るために、少し斜面に足を踏み入れたが、ずるずると足が埋まり、ざら石が斜面の下に流れていく。このようにして岩手山の山は低くなるのだろうか。
 焼走りからの合流地点を過ぎ、外輪山の一番高い地点、すなわち岩手山の山頂に到着する。先ほど見えていた先行者はすでに山頂を通り過ぎ、外輪山を周回しているようだ。
photo 192*128 【コマクサ】

 高山植物の女王といわれている。見るのは久しぶりである。外輪山の外側の斜面にたくさん咲いている。

photo 192*128 【岩手山頂上】

 山頂は外輪山の一番高いところとなっている(あたり前だが)。

 山頂で写真を撮っていると、軽装の若者がひとり登ってきた。焼走りから登ってきたそうで、昨夜はレンタカーで車中泊したようだ。僕より30分遅く登りはじめているので、ずいぶん早く登ってきたことになる。午後は用事があるのですぐに下らなければならないといっていた。忙しい人だ。また、コマクサの多さに感動していた。
 その若者より先に山頂を後にし、外輪山の続きを下っていった。
  【山頂からのパノラマ】
 外輪山の周囲は4kmあるという。一周まわってスタート地点に戻る。そこからはもと来た道を下っていくことになる。このあたりから登ってくる人とすれ違うようになる。しかしその数は意外と少なく、まだ世間では夏休みではないのかも知れない(この日は木曜日)。
 岩手山小屋でまた少し休憩し、七合目標識のところからは、旧道を下っていく。かなりの急勾配で、六合目には大岩がある。岩の影で、日光を避けて休憩したいところだが、岩にはキケンと大きく書かれている。岩が転がる危険があるということだろうか、この岩陰での休憩をあきらめて少し離れたところの岩に腰掛け休憩した。
 五合目だったろうか、新道へのバイパス道への入口に水場があった。しかし水量はぽたぽた程度で、用をなしていない。そのまま、新道の方へ移動した(というか、新道へ行っているとは知らずにその道を進んでいた)。新道の五合目からは、勝手知ったる道でぐいぐい下りていった。

photo 192*128 【登山口水場】

 馬返し駐車場から5分ほど上にある登山口。綺麗なトイレやあずま屋、水場がある。

 自動アナウンスのある登山口まで下り、トイレの前の豊富な水量の水場で、手や顔、汗でびっしょりのタオルを洗う。下りながらこの時を待ちこがれていたものだ。実に気持ちが良い。ついでにTシャツも脱いで洗う。水も飲む。
 駐車場に戻ると、まだ昼前だった。さすがにこれから登ろうとする人はいないようだが、下見だろうか登山口を確認しに来たような人がいた。二三言葉を交わし、早いですねぇと言われた。この日は下北半島の大間まで行かなければならない。車に乗るや、次の場所へ向かった。

photo 192*128 【岩手山を振り返る】

 国道4号線に向かう途中、岩手山を見渡せる場所があった。車を停めて撮影した。


登山道の花
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 【クルマユリ】
 【ホトトギス】
 【オオバギボウシ】
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 【?】
 【ユウガギク】
 【ツリガネニンジン】

 温泉は、下北半島の北海道が見える風間浦村まで移動してから入った。事前に調べていた温泉ではあるが、近くのコンビニで詳しい場所を聞いたら、そんなのは聞いたことがない、と言われてしまった。しかし、海岸沿いに車を走らせていたら看板があったため無事たどり着くことができた。

温泉情報
桑畑温泉 湯ん湯ん♪★★★
場所:青森県下北郡風間浦村大字易国間字湯ノ上1-1
(TEL:0175-32-6045)
泉質:ナトリウム・カルシウム−塩化物泉
料金:\300、時間:10:00〜22:00(12-3月は21:00まで)
シャンプー無し、食堂有、眺望:津軽海峡

Camera:Panasonic DMC-FX9

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