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白山・日向山−神奈川県の山

白山・日向山−神奈川県の山

関東ふれあいの道、巡礼の道を行く

関東ふれあいの道、巡礼の道を行く

【巡礼峠】

巡礼峠

山行情報
日程 2011年03月13日(日)
山名(山域) 白山・日向山(大山周辺
入/下山地 飯山観音前/日向薬師
メンバー 福島
行動時間 3時間20分
歩行
距離
登り
下り
歩数
9.5km 794m 702m 10,200歩
白山・日向山ルートマップ

コース(タイム)

飯山観音前(7:16)〜(8:00)白山〜(9:24)七沢温泉〜(10:05)日向山〜(10:35)日向薬師バス停

 《山概略》
 我が家から一番近い山のひとつが厚木の白山であると思われる。近いと行っても電車を乗り継ぎ、バスも利用してようやく登山口にたどり着く。標高284mの白山は頂上にある白山神社にちなんで名付けられている。神社の横には小さな池があり、どんな日照りでも涸れたことがないという。そのため雨乞いの山となっている。

 《アプローチ編》
 登山口の飯山観音へは厚木駅前の5番バス乗り場から宮ヶ瀬行きのバスにバスに乗り、飯山観音入口で下車する。駅前で朝食を食べようと思っていたが、バス停に到着すると既にバスが止まっていて、時刻表を見ると次は30分後だった。今回の歩きはそう長くないので朝食抜きで登ることにし、そのままバスに乗り込んだ。飯山観音までは25分ほどの乗車となる。

 《白山へ》
 飯山観音入口で下車し、バスが来た道を少し戻ると右手に小鮎川に架かる赤い庫裏橋(くりばし)橋が見えてくる。飯山白山森林公園へようこそと書かれている。橋を渡り、温泉宿が続く緩やかな登り坂を登っていく。道は二またに分かれるが、右手の歩行参拝道に進む。花の咲いていない桜並木を歩くと舗装道から分かれた階段の参道が見えてくる。
階段を上がっていくと長谷寺の山門があり、可愛げな仁王が出迎えてくれる。かながわの名木100選に選ばれたイヌマキを見上げながら奥へ進むと、坂東三十三番礼所の第六番礼所の飯上山長谷寺の観音堂がある。僧行基によって創建され、弘法大師が密教の道場としたとも伝えられる寺である。観音堂には秘仏があるようで、近くで掃除をしている人に聞くと、4月8日に開帳されるということだった。ちょうど桜の季節でもあるようだが、今年は土日にあたらないので見に来ることは困難だ。


長谷寺
【長谷寺】
   長谷寺の裏手に続く道
【長谷寺の裏手に続く道】

 観音堂の左手奥に登山道は続いている。男坂を登っていくと、以前はなかった鹿よけの柵があり、その扉を開けて中に入る。柵には電気が流れているようで、ずいぶん厳重だ。扉には電気は流れていなかった。
 階段状の急な尾根を登ると稜線に出る。標高は300m足らずなのであっという間である。まずは右手の白山神社の方へ向かう。小ぶりな鳥居をくぐると小さな池があり、濁った水が満たされている。涸れることのない池との説明書きがある。

白山神社
【白山神社】
   白山山頂
【白山山頂】

 白山神社は三坪ほどの小さな神社。ここから来た道を戻り、白山山頂へ向かう。三角点のある山頂はすぐ近くで、間もなく展望台が見えてくる。白山山頂(283.9m)の展望台の上に立つと東側の展望が広がる。しかしまだ朝早いためか逆光となり真っ白である。ここからは大山が影になって富士山は見えないようだ。

 《日向山へ》
 白山から南の方へ下り、むじな坂峠に到着する。ベンチがあるのでここでひと休みして汗を拭いた。このあたりは関東ふれあいの道で、道標がしっかりと整備され、次の目標地点までの距離がわかりやすい。短い距離で峠が続き、物見峠を通過して階段状の急な下り坂を進む。
 巡礼峠は道が入り組んだ交通の要所であるようだ。地蔵や石碑が多く立っている。案内板で道を良く確認し、七沢方面へ下る。植林の薄暗い中を進み、鹿よけ柵を通過すると集落に出る。指導標に従い道なりに進むとバス通りに出るので、その道を横断する。

むじな坂峠
【むじな坂峠】
   七沢温泉
【七沢温泉】

 七沢温泉に続く舗装道を歩き、観光マップの案内板で道を確認する。村中山観音寺の前を通り、舗装された林道を登っていくと、右手に日向山への登山口がある。この辺りは完全に植林帯で、くしゃみを連発しながら登っていく。
 広沢寺からの道と合流し、左手の尾根を登ると日向山の山頂(404.4m)に到着する。白山より高く、この日の最高峰である。山頂では水の神様である弁天様が祀られている。この日はあまり人と会うことはなかったが、五人ほどのパーティーが山頂で休憩していた。

日向山山頂
【日向山山頂】
   日向薬師は葺き替え中
【日向薬師は葺き替え中】

 日向山からは先日も歩いた道で、日向薬師の方へ向かう。梅の木尾根起点の峠まで降り、左手に進む。日向薬師の駐車場が近くなると梅の木畑があり、ちょうど花が三分咲きだった。駐車場に降り、そのまま日向薬師の方へ向かう。日向薬師は葺き替え工事の準備が始まり、本殿のまわりには柵ができていた。
 日向薬師の参道を歩いていると、携帯電話の緊急地震速報が鳴り出した。まわりにあるスギの巨木が倒れるかもしれないと思ったが、それほど揺れることもなく、事なきを得た。バス停に到着するとすでにバスが止まっていて、それに乗り込み帰宅の途へ着いた。

付近の山 大山から日向薬師(2011.01.08)、日向薬師から大山(2006.11.05)、鐘ヶ岳(2003.07.27)

Camera:SONY DSC-WX1

NOYAMA
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