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神奈川県の山

白山(神奈川)


新春落葉尾根歩き
日程 2001年01月02日
山名 白山
山域 神奈川県
入/下山地 飯山観音前/七沢病院入口
メンバー 単独行


本厚木=飯山観音前(9:35)−(9:46)長谷寺−(10:12)白山山頂−(10:30)狢坂峠−(10:40)物見峠−(11:15)巡礼峠−(11:27)七沢病院入口=本厚木

 新世紀の初登りは近場の丹沢あたりにしようと思い、地図を眺めていたら、まだ訪れたことのない、白山という山があることに気がついた。しかも神社を通るので初詣がてら一石二鳥だ。それにしても神奈川県内で白山という山名も気になるところだ。山頂近くに白山神社があるためだろうが、とにかく行くことにした。

 元旦から一夜明けた2日も天気は良く快晴であった。朝はわりとゆっくり出発し、相鉄線で海老名駅まで行き、小田急線に乗り換える。本厚木駅で下車して、バスターミナルに向かう。バスターミナルといっても単なる通りのバス停で、5番乗り場停車しているバスがちょうど飯山観音経由であったので、それに乗り込んだ。
 バスは市街地から郊外に脱出し、出発から20分ほどで飯山観音前のアナウンスがあるので、停車ボタンを押す。そこでは一組の夫婦も下りたが、彼らもハイカーのようだ。バス停からバスの去った方向とは逆の方向に少し戻ると赤い派手な橋が見えてくる。
【飯山観音前】

 鳥居には「飯山白山森林公園へようこそ」と書かれている(9:35)。橋を渡り、まっすぐに温泉宿街を進むと長谷寺の山門が見えてくる。山門をくぐり、石段を登っていくと、途中イヌマキの巨木がある。県内に点在する「かながわの名木100選」のひとつだ。

【長谷寺観音堂】

 江戸時代に建立されたものと推定され、桁行39尺、梁間39尺の正方形平面を持つ、銅板葺き(以前は茅葺き)の宝形堂。道内の厨子に本尊の木像十一面観世音菩薩立像が納められている。(9:51)

 イヌマキからさらに石段を登ると石灯籠が並んだ奥に長谷寺観音堂にたどり着く。登山道はこの観音堂の裏に続く。道は男坂と女坂に分岐し、男坂の方を登っていく。稜線まで登りきるとスダジイの巨木が目の前に現れる。左手に行くとすぐに白山山頂となる。
【白山山頂】

 標高284mの白山山頂には展望台が建っている(10:12)。ハシゴを登ってその上に立つと相模平野が一望でき、厚木のビル群も見える。


【展望台からの眺望】

 展望台は風が強く、のんびり景色を楽しんでいると寒くなってくる。展望台から下り、尾根を下っていく。ところが5分ほど歩いたところで分岐が現れ、長谷寺方面の標識が立っている。どうやら道を間違えたようだ。マップにない道が存在し、そこに行ってしまったのだろう。山頂を登り返し、山頂から西に伸びる尾根への入口を確認した。
【物見峠】
 狢坂峠(むじなざかとうげ)を越え、物見峠のベンチでひと休み(10:40)。持ってきた唯一の食料であるリンゴを一個食べた。目の前には大きな墓地が見えている。
 いくつもの峠を越えるこの尾根道は「関東ふれあいの道」にもなっており、落葉樹の中を歩く快適なコースだ。時期的にも暑い夏以外がお勧めとなる。

【巡礼峠】

 巡礼峠の名の語源は意味深だ。昔ここで巡礼者の親子が切られたのを偲んで名付けられ、地蔵もその時に置かれたそうだ(11:15)。このあたりは公園として整備され、縦横無尽に散策道ができている。道を間違わないように、鐘ヶ岳方面へ向かう。
 七沢の集落を抜けるが、白山を示す道標を逆にたどっていくことになる。大通りに出て左へ50mほど行くと、七沢病院入口のバス停がある。


 厚木バスセンター行きのバスは一時間に1〜3本あり、次は30後だった。しかし1分後に早くもやってきた。どうやら5分前のが遅れてきたようだ。バスは湘南神奈交バスであるが、乗り込んで驚いたことに、車内には売店があった。菓子パンやら飴などが売っているのである。果たして利用客がいるのだろうか。(その後、BE-PALの記事にこのことが載っていた。212台のバスで月に200万の売り上げになるそうだ。)

Camera:CANON Power Shot S10

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