TOP > 日本三百名山 > 諏訪山   

諏訪山-日本三百名山

諏訪山-日本三百名山

西上州最奥の信仰の山

西上州最奥の信仰の山

【眺望のない諏訪山頂上】

眺望のない諏訪山頂上

山行情報
日程 2014年10月24日(金)
山名(山域) 諏訪山(奥秩父周辺
入/下山地 楢原登山口
メンバー 単独行
行動時間 5時間21分
歩行
距離
登り
下り
歩数
11.9km 1,461m 1,461m 23,000歩
諏訪山マップ

コース(タイム)

楢原登山口(7:20)-(8:34)湯ノ沢の頭-(9:23)三笠山-(9:52)諏訪山(10:27)-(11:43)湯ノ沢の頭-(12:41)楢原登山口

 《山概略》
 諏訪山は群馬県南部にある、かつての信仰の山である。日本三百名山であり、ぐんま百名山でもある。麓の上野村は日航機墜落の御巣鷹山もあり、当時上野村消防団が救助に活躍した。登山口の楢原地区には慰霊の施設がある。諏訪山の正面には御巣鷹山があるが、山頂は樹林に囲まれ、その姿は見えない。

 《アプローチ編》
 週末は好天気になりそうなので、金曜日に年休とり、三連休で紅葉の山旅へ出かけることにした。まず初日は群馬県の諏訪山。登山口の駐車場が狭いと言うことや横浜からのアプローチはかなり時間がかかるので、木曜の夜からマイカーで出発した。
 狭山PAで車中泊し、翌早朝国道299号を走り上野村へ入る。楢原トンネルを出て左の道に入り、舗装された林道を数キロ走ると諏訪山の登山口に到着する。駐車スペースは3台分ほどだが、一番に到着した。


お堂のある楢原登山口
【お堂のある楢原登山口】
   始め谷筋を登る
【始め谷筋を登る】


 《諏訪山へ》
 登山口には三笠山普寛堂があり、その右手にはトイレもある。登山準備をして早速出発。お堂の左側に登山道がある。昨夜まで雨が降ったようで、足下は濡れているが、この日は晴れの予報で天気は心配ない。
 登り初めは沢沿いの道である。左手の奥に10数メートルの滝が見えているが、特に名前はないのだろう。苔むした岩や落ち葉の落ちた道を上っていくと、物置小屋のようなお堂の前に出る。古いものではないが、今でも信仰的な登山が行われているのだろうか。祠はその後もいくつかあったが、半分は壊れていた。

お堂や祠が点在する
【お堂や祠が点在する】
   このお堂から下に下る
【このお堂から下に下る】

 道は谷から尾根に変わり、右手にトラバースして、再び尾根の登りとなる。要所要所に諏訪山を示す指導標がある。ガスが出ているが、空は晴れていて、紅葉もピークを迎えている。
 登り初めは急坂が続いたが、やがて緩やかな登りとなる。いくつかのピークは巻き道ができていて、歩きやすい。いくつめかのお堂からは、その左下に降りていく。ここからが難所で、急なハシゴの下りがある。岩場を回り込み、やせ尾根を進むと、Vの字の巨木がある。見上げると黄色の葉が生い茂っている。

Vの字の巨木
【Vの字の巨木】
   緩やかな登りを快調に進む
【緩やかな登りを快調に進む】

 巨木の先に湯の沢の頭があり、浜平からの登山道と合流する。ここで山頂まで半分くらいの距離だろうか。指導標には距離や時間が書かれていないので分かりにくい。引き続き高低差の少ない尾根を進んでいく。

再びハシゴ
【再びハシゴ】
   ロープで岩登り
【ロープで岩登り】

 前方に木々の隙間から山のピークが見えてくる。諏訪山だろうか。ニセピークの三笠山があるので、目の前のピークには期待しないで進む。道は岩場に突き当たり、ロープを使ってその岩を登っていく。岩の上は眺めが良く、雲の先に浅間山や荒船山が見えている。
 岩場は続き、今度はハシゴを使って登っていく。このような岩場を登っていると、西上州に来たんだとあらためて実感する。西上州の山はほとんど岩のピークで高度感を得られるのである。はさらにロープで岩を登るとお堂のあるピークに出る。ここが三笠山のピークのようだ。眺めが良く三角点がある。

眺めの良い三笠山
【眺めの良い三笠山】
   展望のない中を進む
【展望のない中を進む】

 後から分かるのだが、今回のコースでは三笠山からの眺望が唯一と言っていい。それを知らずに、じっくり風景を楽しむこともなく先に進んでしまったため、帰りにあらためて風景を撮影することになる。
 三笠山からロープを伝って下り、再び樹林帯に入り道なりに進んでいく。道は荒れ気味で倒木が多い。それ程急な登りもなく、諏訪山の山頂(1549.4m)に到着する。山頂は樹林に覆われ周りの眺望からは遮断されている。期待していた正面の御巣鷹山は全く見えない。

眺望のない山頂
【眺望のない山頂】
   三笠山からの眺め
【三笠山からの眺め】

 ここまで山の中では誰とも会わなかったが、山頂には1人の女性がいた。話を聞くと三百名山狙いで福岡から来たと言う。福岡発で日本全国の三百名山を狙うとは恐れ入る。このあと福島の山へも行くそうだ。
 山頂では、直前に調達したiPhone用のパノラマ撮影雲台で360度の写真撮影を試した。ホームページ上にどのように載せるかはまだ検討中である。山頂には30分あまり滞在し、来た道を戻った。

付近の山 両神山(1999.09.25)、五郎山(2006.05.20)、御座山(2003.10.18)、大津(2003.12.13)

Camera:CANON PowerShot S100

NOYAMA
   ホームに戻る   
NOHOU