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西丹沢の山

檜洞丸(2019.11)
ミツバ岳(2019.3)
ミツバ岳(2020.3)
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ミツバ岳・権現山-神奈川県の山

ミツバ岳・権現山-神奈川県の山

お札になる木ミツマタ満開

お札になる木ミツマタ満開

【富士とミツマタ】

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○山行情報
日程 2021年3月27日(土)
山名(山域) ミツバ岳・権現山(西丹沢
入/下山地 東沢駐車場
メンバー 林夫妻、島田、福島
行動時間 5時間0分
歩行 距離登り下り歩数
9.0km1085m1085m--歩

■■■マップ

○コース(タイム)

東沢駐車場(08:20)-滝壺橋-(09:37)ミツバ岳-(11:05)世附権現山-浅瀬入口バス停-(13:19)東沢駐車場

 《山概略》
 ミツバ岳は神奈川県の西丹沢にある標高834mの山。毎年春になるとミツマタの花が一斉に咲き、山頂付近は黄色い花で埋め尽くされる。登山者もこの時期を狙って登ることが多く、山が賑わう時期である。
 ミツマタは和紙の原料となるもので、原産は中国中南部やヒマラヤ地方。日本には室町時代に渡来した。ミツバ岳のものも昭和初期の植林で、小田原の造幣局に納められ紙幣となったようだ。

 《アプローチ編》
 例年だと電車バスで行くのだが、今回は車で行くことにした。この時期、丹沢湖周辺の駐車場はすぐに満車となるので7時までには現地に到着したいところだ。まだ暗いうちから自宅を出発した。
 丹沢湖の永歳橋を渡り、左手のトンネルを抜けた先にある東沢駐車場に車を駐める。6:30くらいで半分ほどの空きスペースがあった。仲間がバスで来るまで1時間半ほど待つのだが、小田急線が事故で遅延しタクシーで来ることになった。





 《ミツバ岳へ》
 東沢駐車場前までタクシーで来た仲間3人が加わり出発する。湖畔沿いの道を進み、道路脇に植えられた満開に近い桜の花を楽しむ。今年は桜の開花が一週間ほど早いようだ。滝壺橋から細長い滝が見えるのだが、下の方にクマタカがいるのが見えた。先ほどの駐車場で、望遠レンズのカメラを山の方に向けていた人たちがいたが、このクマタカを狙っていたのだろう。



 滝壺橋のすぐ先がミツバ岳の登山口である。そこから山の中へ入っていく。急な植林尾根の登りがしばらく続く。例年だと前後を多くのハイカーが歩いているのだが、今年は人が少ないようだ。バスの時間とはずれていたからかもしれない。登山道脇には、テンナンショウやスミレの花が見られる。
 尾根を半分ほど登るとミツマタの花が見られるようになる。今年も綺麗に咲いている。色は黄色や白があるが、どうして違いが出るのか分からない。はじめは黄色で白に変わっていくのだろうか。



 登山口から1時間ほどでミツバ岳の山頂に到着する。広い山頂で、すでに多くの人が到着して休んでいる。回りはミツマタの花で囲まれている。西側の富士山が見えるところが、特に花が多く、撮影スポットとなっている。2年前はミツマタの花が雪の帽子をかぶっていたが、今年は雪が全く残っていない。



 ミツバ岳では写真を撮るだけで休憩はせず、そのまま権現山の方へ向かう。途中、平らで風の無い場所を探し、昼食休憩を取った。30分ほどの休憩で、権現岳への登り返しを進む。
 権現岳のピークも人が多く、それぞれ休憩している。二等三角点(1018.4m)がある。ここも素通りで、丹沢湖の方へ降りていく。このあたりもまだミツマタの花が咲いている。急な尾根を下っていくとテラスのような場所に出る。一息ついてさらに下ると揚水施設が有り、丹沢湖が見えてくる。


 尾根を下りきったところは浅瀬入口バス停の近くである。舗装道に出て、トンネルをくぐり、車を止めた東沢駐車場へ戻った。
 車に仲間を乗せ山北駅へ向かった。山北駅は線路脇の桜が有名なところで、撮影スポットにもなっている。ちょうど桜が見頃な時期でもあったので、陸橋から電車が通り抜けるところを撮影した。
 駅前で仲間と別れた後に、久しぶりにさくらの湯へ入った。露天風呂があるが、サクラを見ることはできなかった。

《登山道の動植物》
クマタカ タチツボスミレ ヒオドシ ヒオドシ
 【1.クマタカ】
 【2.タチツボスミレ】
 【3.ヒオドシ】
 【4.山北駅の桜】

○立ち寄り湯情報
さくらの湯★★
準備中 場所:神奈川県足柄上郡山北町山北1971-2(TEL:0465-75-0819)
泉質:炭酸カルシウム人工温泉
料金:400円・時間:10:30~21:00
休館:木曜日・年末年始
食堂:有、露天:有
Camera:CANON EOS 90D