週末は野山にいます


大山周辺の山

▲大山(2020.2.2)
▲日向山(2011.3.13)
▲鐘ヶ岳(2020.3.7)
▲三峰山(2007.4.1)
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大山-神奈川県の山

大山-神奈川県の山

雨より無念はレストハウスの閉店

雨より無念はレストハウスの閉店

【ガスって幻想的な風景】

ガスって幻想的な風景

○山行情報
日程 2023年9月9日(土)
山名(山域) 大山(大山周辺
入/下山地 ヤビツ峠/大山ケーブル下
メンバー 単独行
行動時間 3時間3分
歩行 距離登り下り歩数
6.0km508m946m---歩

大山マップ

○コース(タイム)

ヤビツ峠(08:40)-(09:53)大山-(10:56)阿夫利神社下社-(11:33)大山ケーブルバス停

 《山概略》
 大山は神奈川県の丹沢山地の東にある標高1,252mの山。首都圏からの交通の便が良く、神奈川県で最も登られている山の一つである。あめふり山とも言われ、奈良時代より霊山として栄え、山中にある大山阿部利神社とともに護国の山として崇められてきた。日本三百名山。

 《アプローチ編》
 相鉄線からの「丹沢・大山フリーパス」を利用して移動する。バスもフリーなのでかなりお得な切符である。丹沢山に行くときはいつもこの切符を利用している。海老名駅から小田急に乗り換え、秦野駅でヤビツ峠行きのバスに乗る。この日は天気が悪く登山者は少ないと思ったが、このバスは満員になる。

 《大山へ》
 ヤビツ峠は標高761m、丹沢山で一番標高の高い登山口である。下界の駅の天気が曇りでも、ここではガスの中で小雨が降っている。峠には登山者とトレラン、自転車の人々が集まっている。バス停のすぐ横にある階段を少し上るとレストハウスがある。今回はこのレストハウスで、丹沢スタンプラリーのスタンプ台紙を買うのが目的だった。丹沢スタンプラリーは10年以上前から毎年行われていたようで、最初の頃は毎年参加して、完登記念品として特製手ぬぐいをもらっていた。途中からその記念品が缶バッチとなったため参加を見合わせていた。コロナ禍を挟んで今年もそのイベントが行われていることを知り、記念品がまた手ぬぐいに戻っていたので参加することにした。




 レストハウスの開店時間は8:30であることはネットで調べていた。ところがその時間はとうに過ぎているにもかかわらず、レストハウスのシャッターは固く閉ざされたままだ。しばらく待ったが開く気配はないので台紙の購入はあきらめる。この日は三つのスタンプを押す予定だったが、それが不可能となった。このままバスで下山して帰ろうかとも思ったが、予定通り山は歩くことにした。
 レストハウスの奥の道から樹林帯の中へ入り、イタツミ尾根を登っていく。ここから表参道の道と合流するまで人と出会うことはない。道にはヤマボウシの赤い実が落ちている。尾根の途中には春岳山というピークがあるのだが、これまで立ち寄ったことがない。今回も寄るのを忘れてしまった。指導標の類いがないので場所も明確ではない。次回は立ち寄りたいものだ。



 カメラに水滴がつき始めたので、撮影をiPhoneに変える。iPhoneは完全防水なので雨でも壊れる心配が無いので心強い。表参道と合流すると、大山山頂までは一息である。赤く書かれた二十七丁目の石柱が有り、緩やかに登っていくと二十八丁目がある。阿夫利神社から登ると一丁目から始まるのだが、最後の山頂が何丁目かわからず目安にならないのだが、この二十八丁が目が最後で、その少し先に大山頂上本社の石柱がある。その石柱は標高1247mと書かれているが、その先にある大山山頂は標高1252mとなっている。



 山頂にはこの天気でも登ってくる物好きが10人ほどいる。ガスに覆われているため眺望はなく、いつも立ち寄る北面の富士山展望所には行かず、すぐに下山することにする。道は表参道から阿夫利神社へ続く道だ。この山をガスの中登ることはほとんど無かったので(いつでも登れるので基本的に天気が悪いと登らない)、霧がかったブナ林の景色もなかなかなものだ。二十丁目の富士見台では富士が見えるはずもなく、夫婦杉の巨木はいつもよりどっしりと神々しく見える。



 神社に続く急な石段を降りると、阿夫利神社の下社がある。雨降り神社とも呼ばれるが、今日はその本領発揮である。神社の下の茶屋の前を通り、男坂と女坂の分岐からは女坂に進む。男坂は急な石段が続くので、このような天気では歩かない方が良い。女坂は紅葉の名所でもある大山寺を経由するが、石段のモミジはまだ青々と葉をつけている。
 大山ケーブル駅近くを通過し、売店街のアーケードの中を通り抜けると、大山ケーブルのバス停である。バスは本数が多いので、到着したときは大抵バスが待っている。バスで伊勢原駅まで行き、帰路とは反対方向になるが鶴巻温泉駅近くの弘法の湯へ立ち寄った。まだ時間が早いのでそれほど混んではいない。雨と汗にまみれた体を洗い流して心地よいひとときを過ごした。
 今回の山行はスタンプの台紙を手に入れることが目的だったのだが、それが果たせず無念である。また近いうちに訪れることになるだろう。

○立ち寄り湯情報
鶴巻温泉 弘法の里湯★★★★
弘法の里湯 場所:神奈川県秦野市鶴巻北3-1-2(TEL:0463-69-2641)
泉質:カルシウム・ナトリウム−塩化物泉
料金:1000円・時間:10:00~21:00
休館:月曜日(祝日の場合は翌日)、12/28-1/2
食堂:有、露天:有
Camera:CANON EOS M6
 Apple iPhone 12 Pro