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東海自然歩道

ピクニックランド前−西野々

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東海自然歩道走破第二弾!
日程 1998年11月15日(日)
山名 石老山・石ざれ山
歩行距離 12km
所要時間 3時間30分
累積標高 登り:1011m、下り:930m
アプローチ (神奈川中央バス)→ピクニックランド前
帰り 西野々→(神奈川中央バス)橋本駅


カシミール3D使用(撮影データ:仏果山上空2000m、、撮影範囲50km、レンズ28mm、森の山々、高さ強調1.5)
コース:ピクニックランド前(8:45)−顕鏡寺−石老山−石ざれ山−(12:15)西野々

 東海自然歩道全山縦走計画第2段は、相模湖ピクニックランド前から西野々までである。三ヶ木からのバスは石老山登山口のバス停があるが、そこでは降りずにその先のピクニックランド前で降りる。前回がピクニックランド前まで歩いているので、そこから歩き始めることで東海自然歩道をつなげようと言うのである。

【ピクニックランド前交差点】

8:46
 
【交差点南側】

 神社の左側を進む。その先を左折するが、ちゃんと道標があるので迷うことはない。 8:46
 
 顕鏡寺の駐車スペースはほとんど満車であった。しばらく石畳の道を歩くと、石老山という名前の通りに、数多くの奇岩、巨岩がでてくる。その一つ一つには名前が付いており、いわれがある。
【滝不動】
 岩屋の前の大石の上に紋龍の石像があり、悪魔を降伏させるような顔相である。この石像に岩上から滝が降りかかるので、これを滝不動という。昔は水量も多く参詣人がこの滝の水を浴び身を清め祈願したといわれている。今は紋龍の石像はこわれ、顔相だけになっている。

【屏風岩】
 この岩は、一見住居の屏風を思わせるところから屏風岩という。中央より左右に割れて並び、その間が通路になっているところから別名「切通し」ともいう。
 岩の大きさは、高さ約4.5m、横幅7mである。
【仁王岩(阿呼岩)】
 平面に傾斜している巨岩と右側少し入ったところに直立した巨岩がある。左右相対して一対の岩となり、これを「仁王岩」または「阿呼岩」という。この場所は昔、仁王岩の名がついたと思われる。
 左側の巨岩は、高さ9m、横幅約12.5m、右側の巨岩は、高さ9m、横幅約12.5m、右側の巨岩は、高さ約7m、横幅約9mである。
【駒立岩】
 この駒立岩は山中最も有名な巨岩で、伝説も秘めている。
 石老山顕顔寺建立の始まりで、京都、富豪の宮人三條殿の若君武庫郎と八條殿の姫君が、今から一千年の昔、名馬にまたがり住居とする岩窟を探すとき、この岩で休息したといわれ、岩上には馬の蹄や寝た跡がある。
 岩の大きさは、高さ約11m、横幅約17mである。
【力試岩・文珠岩】
 大きい岩の上に直立した小さい岩が「力試岩」である。
 大きい岩が「男岩」で周囲約3.5m、高さ約1.6m、小さい岩が「女岩」で、周囲約2m、高さ約1.6mである。昔、力持ちの人達が力試しをしたと伝えられている。
 右側にある大きい岩を「文珠岩」といい、岩のように重い罪も文殊の知恵はこれを救うといわれて、参拝者はこの岩肌にさわってあやかるのである。岩の大きさは高さ約12m、横幅約17mである。

【顕顔寺】

 石老山顕顔寺縁起
 今を去る一千余年の昔人皇第五十五代文徳天皇...9:30
 顕顔寺のイチョウは、かながわの名木100選に選ばれていて、幹がまっすぐに高く伸び、樹高では県内で最も高いイチョウである。(樹高42メートル、胸高周囲5.4メートル、樹齢約400年(推定))

 
【岩窟】

 この岩窟は、「道志法師」、「源海法師」が住居とし、これを道志岩窟をいう。
 岩窟の中に「福一満虚空蔵尊」が安置されており、顕顔寺の寺宝とされている。顕顔寺で行う小児虫留加持はこの虚空蔵尊の霊験といわれている。
 岩の大きさは、高さ約7m、横幅約12mで、岩窟の中は奥行約5m、横幅約5m、高さ約2mである。
9:33

【鏡岩・小天狗岩】
 この岩は、平面が鏡のようであり、朝日を反射し光を放つようであり「鏡岩」と名付けたといわれる。
 右側、斜下の山中に直立した天狗の鼻のような岩があり、これを「小天狗岩」という。
 岩の大きさは「鏡岩」高さ約23.5m、横幅約18m、「小天狗岩」高さ約2m、野小幅約8mである。
【吉野岩(弁慶の力試岩)】
 登山者にかぶさるように突出しているこの岩を「吉野岩」という。別名「弁慶の力試岩」ともいわれ、中央に拳の跡が二つある。弁慶は強かった人かもしれないが、この岩に拳の跡を残す力はなかったと思う。拳に似た石が抜け落ちてできたものではないかと思われる。岩の大きさは、高さ約11m、横幅約7mである。
【擁護岩(雷電岩)】
 飯綱権現神社を覆い被さるように突出している岩が「擁護岩」で、別名「雷電岩」ともいう。
 飯綱権現神社をかかえて守るため、擁護岩を名付けられたと思われる。この擁護岩は、石老山でもっとも大きい岩である。岩の大きさは、高さ約22m、横幅約19mである。

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Camera:CANON Power Shot A5

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