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八王子城山~東京都の山

八王子城山~東京都の山

八王子城山からビアマウントへ

八王子城山からビアマウントへ

【八王子城へ登城】

八王子城へ登城

山行情報
日程 2014年9月20日(土)
山名(山域) 八王子城山(高尾山稜
入/下山地 霊園前/高尾山駅
メンバー 浜岡、林夫妻、山地、千葉、伊藤
行動時間 4時間50分
歩行
距離
登り
下り
歩数
9.9km 979m 702m 22,900歩
八王子城山マップ

コース(タイム)

霊園前(9:47)-八王子城-(12:05)富士見台(12:47)-(14:11)蛇滝-(14:35)ビアマウント-高尾山駅

 《山概略》
 高尾山の北側に中央自動車道を挟んで東西に連なる山なみが北高尾山稜である。その山稜の東端には小田原に拠点を置いた北条氏の山城があり、八王子城と呼ばれている。日本百名城のひとつで国の史跡となっている。東京ではここと江戸城が百名城に指定されている。神奈川県は小田原城だけ。不思議なのは弥生時代の吉野ヶ里も百名城となっている。
 今回のコースは、霊園前から八王子城山を経て、富士見台で休憩し、八王子JCTを潜って高尾山ビアマウントを目指す比較的楽なコースである。

 《アプローチ編》
 久しぶりに大所帯の山行である。集合は高尾駅北口に9:30と遅めに設定した。コースタイムと行列ができる高尾山ビアマウントの開場時間を勘案して設定した時間だ。高尾駅北口はJR東日本の管理となっており、京王線で高尾駅に来た場合、中央改札を通過しなければならない。その場合、追加料金はかからないと思うが、京王線で南口に出てしまった場合、北口に行くには連絡通路がないため、大きく迂回して行かなければならない。
 7人がほぼ時間通りに集まり、バスで霊園前まで移動する。ちょうどお彼岸で墓参り客のための臨時便のバスが多く出ていた。


曳橋(ひきばし)
【曳橋(ひきばし)】
   本丸登山口
【本丸登山口】


 《八王子城山へ》
 霊園前でバスを降り、少し前に進んでから左折する。幹線道路から離れ、静かな住宅地をしばらく歩くと八王子城趾案内図がある。その先に駐車場があり、続いて管理棟がある。管理棟前には数人のガイドが控えていて、八王子城の由来等について詳しく教えてくれる。
 まずは、御主殿跡を見学する。曳橋を渡って一回りするつもりだったが、なぜか曳橋が通行止めで引き返すことになる。このあたりは遊歩道としてよく整備されている。
 管理棟に戻り、いよいよ山登りが始まる。八王子城趾自然公園と書かれた案内板の横にある鳥居をくぐり、階段状の坂を登っていく。古道の趣があり、しばらく登ると金子丸と書かれた道標がある。道脇には秋の花が多く咲いている。

新宿高層ビル群がかすかに見える
【新宿高層ビル群がかすかに見える】
   案外狭い本丸
【案外狭い本丸】

 九合目の道標を通過し、深い樹林帯の中を歩いていると、突然左手に眺望が開ける。東京横浜方面が見渡せ、スカイツリーが見えるという者もいたが、自分には見えない。もう少し天気の条件が良ければ見えるのだろう。
 展望が良いのはそこだけで、再び樹林の中に入る。あずま屋があり、石段を登っていくと八王子神社の建物がある。この神社の左手に山城には欠かせない井戸があり、雑草に覆われて分かりにくいが穴の下を覗くことができる。
 八王子神社の裏手の高台をさらに登っていくと、本丸跡地になる。このあたりの最高地(450m程度)だろうが、高い木々に囲まれているので眺望はない。これがなければ眺めは良いのだろう。狭い広場には石碑と祠が建っている。


高尾山方面へ
【高尾山方面へ】
   高尾山方面へ
【高尾山方面へ】

 本丸跡を降り、八王子神社から指導標の高尾山方面へ進む。少し下ると道の脇に大きな井戸がある。手動ポンプがあり、操作すると水が出てくる。ガイド曰く、これも山城の井戸で、当時から涸れたことがないという。
 山の小道を歩き進み、詰の城と言うところを通過。指導標は富士見台の方向を示す。アップダウンが続き、富士見台の手前から急登となる。それを登り切るとあまり展望の良くない富士見台に到着する。ここで休憩し、軽く昼食を取る。富士見台は富士山方面だけ少し展望があり、富士の頭がかすかに見えていた。


富士見台から下山
【富士見台から下山】
   高速道路をくぐる
【高速道路をくぐる】

 《ビアマウントへ》
 富士見台からは荒井バス停方面に下っていく。一度登り返しがあるが、急な下りが続く。標高421m地点で分岐があり、右手に下る。雑木林の中を下っていくと八王子JCTの入り組んだ高架が見えてくる。そのすぐ近くまで下り高速道路沿いの道を歩く。左手には今日のゴールであるビアマウントの見える。歩道は高速道路の下のトンネルをくぐり、中央本線の踏切を渡る。道なりに進むと、突き当たるので左に進む。住宅地の舗装道は幅が狭いが、車がよく往来し、バスも通過する。それらに気をつけながら進み、圏央道の高架の下あたりで右折する。

とうふ屋の前を通過
【とうふ屋の前を通過】
   蛇滝水行道場方面へ
【蛇滝水行道場方面へ】

 千代田稲荷大明神の苔むした階段の前を通り、高尾山蛇滝水行道場方面へ進む。薄暗い坂を上り、三体の地蔵の前を通過。蛇滝は水行道場の中なので直接見ることができない。水行道場から先は山道となりつづらの道を黙々と登っていくと、上の方から拡声器の声が聞こえて来て、ビアマウントが近いことが分かる。
 高尾山の稜線に出ると、そこは舗装道路で、ビアマウントには長い行列ができている。早速その行列に並び、最後の締めのビアマウント入場を待った。ビアマウント開場からすでに5分が経過していたが、ビアマウントに入れるのはそれから30分ほど後だった。

ビアマウントの行列に並ぶ
【ビアマウントの行列に並ぶ】
   高尾駅からの夕日
【高尾駅からの夕日】

 ビアマウントは10年以上前から来ているが、最近の傾向として若者が多いようだ。昔は行列などなく、比較的年配の山ヤが高尾山を下る前に気軽に飲食できたものだ。確かに交通の便は良く、山ヤに限らず誰でも訪れることができるので、いちど周知されるとこの混雑は当分収まりそうにない。
 2時間の飲食歓談を経て、下山は安全のためケーブルカーで降りることにする。ケーブル利用はsuicaが使えると言うことだったが、suicaで切符を購入することができるということで、窓口に並んで切符を買うことになった。

《登山道の花》
ナンテンハギ タマゴタケ ■■
 【1.ナンテンハギ】
 【2.タマゴタケ】
 【3.■■】
ツルボ シュウカイドウ ホトトギス
 【4.ツルボ】
 【5.シュウカイドウ】
 【6.ホトトギス】
■■ シラヤマギク ツユクサ
 【7.■■】
 【8.シラヤマギク】
 【9.ツユクサ】

付近の山 北高尾山稜(2009.10.17)、相模湖からビアマウント(2013.06.29)

立ち寄り処情報
 
高尾山ビアマウント★★★★
場所:八王子市高尾町2205(高尾山海抜500m地点)(TEL:042-665-9943)
期間:6月21日~10月13日(14年度)
料金:3500円(男性)・時間:14:30~21:00(変動有り)
形式:飲み放題・食べ放題2時間制バイキング
Camera:CANON PowerShot S100

NOYAMA
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