トップ | 日本四百名山 | 東海自然歩道 | 神奈川県の山 | 東京都の山  ]

東京都の山

棒ノ折山


登山ルートMAP280*158
くしゃみの山、杉は伐採中
日程 2008年03月16日(日)
山名 棒ノ折山
山域 奥多摩
入/下山地 小沢峠/軍畑駅
メンバー 石川、福島


コース(タイム)

小沢峠(9:14)−黒山−棒ノ折山−岩茸石山−高水山−(15:07)軍畑

 電車に乗っているときにカメラを忘れたことに気がついた。これまでカメラの電池の充電を忘れたことはあっても、カメラ自体を持ってくるのを忘れたことはなかったのだが、痛恨の失態である。しかし、携帯にカメラがついているので、それで間に合わせることにした。携帯のカメラといっても侮ることなかれ、つい先月買い換えたばかりの最新版で、500万画素もある代物である。
 カメラを忘れるくらいだから、よほどぼんやりとしていたのだろう。八王子駅での乗換えで、再び痛恨の失策。乗る電車を間違えて東京行きに乗ってしまった。隣駅で引き返したものの、数分遅れで予定の八高線に乗ることができなかった。この遅れが次の接続に響き、結局予定より30分遅れて、さらに待ち合わせ駅も変更して、石川さんと合流した。
 御嶽駅を降りていくと、御岳橋で石川さんは待っていた。早速車に乗り込み、青梅街道を軍畑駅あたりで左折し、松ノ木トンネルを通過し、小沢峠手前の成木7丁目あたりの集落の路側帯に車を止めた。
posi 144*96 posi 144*96 posi 144*96
 【成木7丁目周辺】
 【アセビ】
 【水準点】
 車の横で準備をしていると、中高年ばかり6人ほどのパーティーが通り過ぎていった。青梅駅からのバスで来たようだ。それほどメジャーなコースでもないのによく来たものだ。
 アスファルト道を上っていくとすぐに山道となる。右手に棒ノ嶺、黒山を示す道標がありそれに従って歩いていく。雑木林はすぐに杉山へと変わる。ベンチがあるところで先ほどの6人組が休憩していて通り抜ける。丸太を縦に埋めた階段状の急坂を上り、突然山の中に無人販売所がある。柚子一袋100円と書かれているが、ビニール袋の中の柚子はカビが生えている。
 尾根の上りが続き、左に小さな祠がある。その先にはアセビの白い花が鮮やかに咲いている。登りが一息ついた頃、道の真ん中に水準点があり、長久保山(696m)と板に書かれている。GPSの高度と異なるところが気になった。
 等間隔に植林された杉林が続き、石川さんと冗談交じりの話をしているうちに、黒山(842.3m)に到着する。樹林の中の山頂だがガスも出てきて眺望はない。ベンチや三等三角点がある。そのまま棒ノ折山へ向かう。
 権次入峠を通過する。この道は「関東ふれあいの道」でもあるようだ。ベンチがある度に誰かが休憩している。
 11:40に広場となっている棒ノ嶺(969m)に到着。眺めが良い山頂と言うことだが、ガスで真っ白である。関東ふれあいの道の説明があり、御岳駅から棒ノ折山を経由して上日向までのコースが「山草のみち」となっているようだ。あずま屋で小休止をしていると、隣の桜の木で鳥が鳴いている。石川さんによるとウソという名の鳥らしい。桜のつぼみを好んで食べるというので、桜の木にとっては良い迷惑だ。目の前でその鳥は桜のつぼみをついばんでいた。
posi 144*96 posi 144*96 posi 144*96
 【黒山】
 【棒ノ折山頂】
 【逆川ノ丸】
 棒ノ嶺から黒山に引き返し、岩茸石山方面へ向かう。逆川ノ丸(841m)を通過し、岩茸石山の塊が見えてくる。あと100mというところで急坂が待っている。山頂手前は石組みの階段状となっている。
 岩茸石山の山頂(793.3m)を通過。太いスギを伐採しているようで、真新しい切り株が登山道脇に並んでいる。杉林を下っていると、下から細木を大量に担いだ人たちが登ってくる。これから植える広葉樹の添え木となるようだ。スギは伐採して利用される予定もないようだ。その中の一人のボッ荷が、戦後はやれ緑化だとスギを植えまくり、今度は伐採かとぼやいていた。
 高水山(759m)に到着。ロシヤ人らしきパーティーとすれ違う。高水山は金網が張られ、あまり風情がない。
posi 144*96 posi 144*96 posi 144*96
 【岩茸石山】
 【高水山常福院】
 【軍畑駅到着】
 高水山から少し下ったところにある常福院では、やたら周りでくしゃみをしている。自分もつられてくしゃみが出るが、花粉の吹きだまりにでもなっているのだろうか。常福院で石川さんと別れ、軍畑駅へ降りていく。車道に出て、平溝通りを歩く。青梅線の踏切を渡るところで、ちょうど上り列車が通り過ぎていった。次の電車まで30分ほどを無人駅のベンチで待った。帰りは行きと比べて順調に接続し、4回の乗り換え(行きは7回)で自宅へ帰り着いた。
 歩数:23,964歩

Camera:AU(CASIO) W61CA

NOYAMA
   ホームに戻る   
NOHOU