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東京都の山

川乗山・本仁田山


小雪舞う新春奥多摩山行
日程 2002年1月2日(水)
山名 川乗山(川苔山)・本仁田山
山域 奥多摩
入/下山地 鳩ノ巣駅/奥多摩駅


横浜(5:25)=川崎(5:41)=立川(6:39)=(7:41)鳩ノ巣駅−(8:16)大根山ノ神−コブタカ山−大ダワ−舟井戸−(10:13)川乗山(10:44)−ウスバ乗越−大ダワ−コブタカ山−(12:20)本仁田山−安寺沢−奥多摩駅(13:49)=青梅(14:31)=立川(15:06)=川崎=横浜
 横浜から奥多摩は遠い。できるだけ早く登り始めたかったので、自宅最寄りの駅からは一番速い電車に乗った。横浜駅に向かう始発電車は乗客が多く座ることができなかった。横浜駅で奥多摩フリー切符を買おうとするが、緑の窓口がまだ開いておらず買い求めることができなかった。券売機では3種類のフリー切符が買えるが奥多摩のはなかった。改札で駅員に確認すると奥多摩は売れないので最近券売機からは外したとのことであった。仕方がないので、通常の切符を買ってホームへ急いだ。ちょうど東海道線の上りが入線し、それに乗り込む。二度乗り換えて奥多摩駅2コ手前の鳩ノ巣駅まで向かうが、乗客は少なく余裕で座ることができた。
 鳩ノ巣駅は無人駅だったので切符を精算することができなかった。横浜駅でフリー切符を買えなかったことが幸いした。降りた5人ほどの乗客はいずれも登山者で、一目散に登山口に向かうものや、駅前のトイレで用を足すものに分かれた。コンビニは駅前の階段を下りたところにあるようだが、今回は用はないので寄らなかった。この時間で開いているのかどうかは分からない。
 駅前を右手にさらに右手の線路を渡って真っ直ぐ坂を登っていくと登山口になる。このコンクリートの登り坂はかなり急で、車で上るのもたいへんそうだ。こんな田舎でも急傾斜地に家が建っている。集落を抜けて樹林帯の中の山道になる。途中眺望もなくひたすら登りだ。何人かの登山者を抜き去るが、先頭を行く一人の男がいく手を遮り、絶対に抜かせないという意思を感じる。30分ほど1m後方で煽ることになる。彼の歩きはベテランのようにリズミカルで決して遅くはないのだが靴は真新しい。こちらはペースが乱れるので早く抜きたい。なかなか機会が訪れなかったが、ようやく広い道に出て、自分のペースを取り戻す。
 大根ノ山ノ神から道は二またに分かれ、川乗山へ直行するコースもあるが、左手のコブタカ山経由の道を進んだ。尾根を登り詰めるとそのコブタカ山で、振り返るとこれまで登ってきた尾根がよく見える。ここから右手が川乗山で左が本仁田山となる。道標にはマジックでコブタカ山と書かれている。
 コブタカ山からいったん下ってコルになったところが大ダワである。ここからちょっときつい登りになる。舟井戸を越えて突然小屋が現れる。ここにも人がいた。泊まり客だろうか川乗山の山頂はもうすぐだ。

【川乗山山頂】

 山頂は比較的広く、隅にはベンチもある。


 川乗山(1363m)山頂ではベンチに腰掛け休憩する。ここまで大汗をかいて登ってきたので、それが急に冷やされて寒くなる。Tシャツを着替えてありったけの服を身につけるが容易に体は温まらない。ふるえながらお湯を沸かしてカップ麺を食べ終わる頃にようやく落ち着く。山頂は小雪が舞ったり日が差したりとはっきりしない天気だ。
 次に本仁田山を目指す。来た道を戻ればいいのだが、ウスバ尾根を降りても大ダワで合流できるのでそちらの道を進むことにした。手持ちのマップでは点線のコースだが何とかなるだろう(結局このコースでは誰とも会わなかった)。山頂から一歩踏み出すと急な下り坂でウスバ乗越まで続く。ウスバ乗越からは山腹のトラバースでアップダウンはあまりない。所々道が細くなり斜面を滑り落ちないように気を使う。ここで滑り落ちたら発見されるまでかなり時間がかかるだろう。

【本仁田山山頂】

 小屋の正面に申し訳程度の眺望が見える。


 大ダワまで戻り、コブタカ山を経て本仁田山の山頂(1224m)に着く。山頂には掘っ建て小屋があり、東の方だけ眺望がある。写真を撮ったり撮るのを頼まれたりして山頂を去る。大休場尾根の下りも傾斜がきつく、つづら折りも傾斜の緩和になっていない。足を制動しているうちに指先が痛くなってきた。民家の横をすり抜け車道に出てさらに歩き倒し2回橋を渡ると奥多摩駅となる。
Camera:CANON Power Shot S10

NOYAMA
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