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大蔵経寺山-山梨百名山

大蔵経寺山-山梨百名山

温泉の町、駅から登山

温泉の町、駅から登山

【展望台からの眺望】

展望台からの眺望

山行情報
日程 2013年01月06日(日)
山名(山域) 大蔵経寺山(大菩薩嶺周辺
入/下山地 石和温泉駅
メンバー 単独行
行動時間 2時間30分
歩行
距離
登り
下り
歩数
9.4km 566m 566m 22,100歩
大蔵経寺山マップ

コース(タイム)

石和温泉駅(9:17)-(9:30)大蔵経寺-(10:31)大蔵経寺山(10:46)-(11:54)かんぽの宿(12:39)-(12:45)石和温泉駅

 《山概略》
 18きっぷが残っていたので山を絡めてどこか行くことにした。ある程度距離があり、駅から登れる山と言うことで山梨百名山の大蔵経寺山を選んだ。最寄りの駅は石和温泉駅で、温泉に入れるというのも良い。  山名の元となった大蔵経寺は山の麓にあり登山口となっている。行基が養老6年(722年)に開いたと言われる古い寺である。

 《アプローチ編》
 横浜線から八王子駅で中央線に乗り換える。高尾行きなので高尾駅で小淵沢行きに乗り換えることになる。夏の時期ならば、この乗り換えで座席の争奪戦が始まるのだが、冬のこの時期の小淵沢行きはがら空きで、ボックス席をひとりで占領することができた。石和温泉駅には9時を少し回ったところで到着した。

 《大蔵経寺山へ》
 石和温泉駅には観光案内所があるので、登山口までの道を聞くと丁寧に教えてくれ、駅周辺地図も入手することができた。駅前には足湯があり、電車待ちの時間があれば便利そうだ。駅前を右手に進み、線路の反対側に行くための高架に向かう。高架の上からは南アルプスの山なみが見える。(大蔵経寺山からは良く見えないのでここが一番の好展望である)


石和温泉駅前の足湯
【石和温泉駅前の足湯】
   高架からの南アルプス
【高架からの南アルプス】

 高架を下りると交差点があり、横断歩道を渡ってから右折する。国道140号の雁坂道の歩道を東に進み、パチンコ屋があるので左折する。大蔵経寺山の案内板もあるので分かりやすい。左折すると正面に大蔵経寺山が見える。それほど高い山ではなく、あっという間に登れそうだ。山頂は見えず奥にあるようだ。  寺の手前に山の案内板があり、いくつかのコースが紹介されている。ピストンではなく周回することもできるようだ。右回りにぐるりと一周することにした。墓地の中に入ると、石和町の文化財である島田富重郎の墓がある。

大蔵経寺へ
【大蔵経寺へ】
   正面に大蔵経寺山
【正面に大蔵経寺山】

 階段を上っていくと物部神社があり、周囲は樫群生林で覆われている。冬寒い甲府盆地では珍しい植生だそうだ。物部神社を通り抜け、桜並木を歩いて行くとイノシシ避けのフェンスがある。大蔵経寺山登山口と大きく書かれているので、道は間違いないようだ。フェンスを開けて中に入った。
 道は林道となる。再び山の案内板があり、道は二手に分かれる。左手の道に進み、落ち葉で埋まった道を歩いた。数分で山上宮社にたどり着く。スポーツ少年たちがたくさん集まっているようだが、登山道はその手前の右手の方へ続いていた。あまり明瞭ではない獣道のような道だ。

車止めの扉を通過
【車止めの扉を通過】
   しばらく林道が続く
【しばらく林道が続く】

 少し歩くと石がたくさん散らばっている場所に出る。ここが積石塚古墳群のようだ。古墳時代後期の渡来人墓制であるそうだ。簡単な石窟のようなものが作られていて、その中のひとつを覗いてみると、人骨ではなくゴミがたくさん詰まっていた。よくもまあこんな罰当たりな事ができるものだ。

積石塚古墳群
【積石塚古墳群】
   ロープの手前を右に
【ロープの手前を右に】

 駅から見る大蔵経寺山は近そうだが、実際はかなりの急勾配で思いのほか汗が出た。石の上に積もった落ち葉の上は滑りやすく何度もずるっとなった。道にロープを張ったところがあり、右手が山頂とかかれた指導標がある。この辺りで少し迷ったが、この間板のすぐ右手に登りの道が続いていた。そこからは5分ほどで大蔵経寺山頂(716m)に到着した。
 山頂の周りは樹林帯のため眺めはない。三角点と山梨百名山の標柱がある。通常であればこの山頂からさらに岩堂峠や三ツ石まで足を伸ばすのだろうが、今日はここまでである。石の上に腰掛け休憩した。

大蔵経寺山頂
【大蔵経寺山頂】
   展望台
【展望台】

 帰りは登りとは別のルートで展望台の方へ向かった。このコースもあまり明瞭ではなく、赤テープが頼りである。正面には木々の間から御坂山塊と富士山が見え隠れしている。展望台は脇道にそれた先にあった。転落防止用のフェンスがあり、そこから正面に富士山が見え、その下に笛吹市内が一望できる。甲府盆地はうっすらと雲海の中にある。

大蔵経寺へ戻る
【大蔵経寺へ戻る 】
   ホームからの大蔵経寺山
【ホームからの大蔵経寺山】

 大蔵経寺まで下り、駅までは来た道を戻る。駅の南側は温泉街だが日帰りの温泉施設はほとんど無い。事前に調べておいたかんぽの宿が日帰り入浴客を受け入れているので、そこまで歩いた。駅からは400mほどである。  立派な建物のフロントで料金を払って浴室へ入った。入浴料は15時を過ぎると安くなるのだが、そこまでは待てなかった。食事もこの宿でとれるがバイキングだったので、食べずに帰路についた。

付近の山 兜山(2006.10.09)、要害山(2005.01.02)、茶臼山(1997.04.12)

立ち寄り湯情報
 
石和温泉 かんぽの宿 石和★★★★
場所:山梨県笛吹市石和町松本348-1(TEL:055-262-3755)
泉質:低張性アルカリ性高温泉
料金:800円(15:00から500円)・時間:10:30~24:00
休館:不定休・ロッカーはあるが小さい
食堂:有、露天:有
Camera:CANON PowerShot S100

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