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三石山-山梨百名山

三石山-山梨百名山

山頂に山名由来の巨石が立つ

山頂に山名由来の巨石が立つ

【三石山頂の巨石と鳥居】

三石山頂の巨石と鳥居

山行情報
日程 2013年02月10日(日)
山名(山域) 三石山(身延周辺
入/下山地 大崩
メンバー 単独行
行動時間 3時間10分
歩行
距離
登り
下り
歩数
8.0km 719m 719m 15,900歩
■■■

コース(タイム)

大崩(8:36)-見晴台-(10:00)三石山(10:26)-(11:49)大崩

 《山概略》
 山梨県身延町にある三石山は、身延駅から登る事もできるが林道が上まで続いているので、車を利用した方が便利である。この時期は路面の凍結が心配されたが、そのような心配は杞憂で林道終点まで雪もなく安心してアプローチする事ができた。ただし林道は狭く、対向車も来るので注意して走らなければならない。
 山は展望の山と言われるようだが、山頂からの展望はなく、途中の展望台からの眺望のみである。南アルプスや富士山を見る事ができる。

 《アプローチ編》
 前日に下部温泉に宿泊していた。宿で朝食を食べたので、出発は朝8時過ぎとなった。富士川沿いの県道を南下し、身延駅少し手前で左折して山道へ向かった。途中、中部縦貫道の工事現場を通り抜け、林道へ入っていく。道は狭く対向車が来たのは意外だったが、少し登っていくと集落があった。さらに林道を登っていくと行き止まりになり数台分の駐車スペースがある。ここにも集落があった。


大崩駐車スペース(5台可)
【大崩駐車スペース(5台可)】
   茶畑の上へ
【茶畑の上へ】

 《三石山へ》
 登山口は標高約680mの大崩というところだが、ここまで集落があるのは驚きである。立派な家が建ち庭も手入れされているようなので人は住んでいるのだろう。何を生業として生活しているのだろうか。
 車を駐めたところはすでに展望台となっていて、南アルプスを一望できる。笊ヶ岳や青薙山だろう。小さな雲が山頂部分を覆っている。

振り返ると南アルプス
【振り返ると南アルプス】
   ところどころに指導標
【ところどころに指導標】

 駐車場を出発し、三石山ハイキングコースの指導標に従って、人の家の庭の斜面を登っていく。近くに犬がつながれていて、激しく吠え立てられる。斜面には茶畑があり、その上部に出て振り返ると眺めが良い。
 庭から離れ、山道に入ると笹藪の道で獣道のようだ。通路のような道を歩いていくと雑木林となり椿草里との分岐を通過する。風景は植林に変わり、木の幹の周りに白い帯状のものが巻かれていて目立つ風景だ。鹿よけだろうか。この辺りはほとんど雪もなく、快適に進む事ができる。

植林帯を通る
【植林帯を通る】
   稜線にでる
【稜線にでる】

 稜線に出ても雪はなく、一本道を山頂へ向かう。しばらく眺望はなかったが、展望台と書かれた場所に出ると西側の展望が開ける。駐車場からは見えなかった身延山や真っ白な悪沢岳も見えていた。この時は気付かなかったのだが、ここで振り向けば富士山も見えていた。富士は山頂でも見る事ができず、下山時にこの展望台で見る事になる。

展望台からの眺望
【展望台からの眺望】
   鎖場がある
【鎖場がある】

 稜線を南下し、少しずつ高度を上げていく。急な登りはないので楽な登山道だ。ちょっとした鎖場があるがこれも長い登りではない。アップダウンを繰り返しながら山頂に近づき、山頂まで600mの指導標が現れると道に白いものが目立ち始める。

山頂まで600m
【山頂まで600m 】
   最後に雪が待っている
【最後に雪が待っている】

 山頂直下の日当たりの悪い部分は雪が多く、地面が凍って滑りやすい。前方にこの日初めての登山者が歩いているのが見えた。雪の急坂を登ると三石明神奥宮の小屋が建っていた。壁に三石山勧進帳抜粋が書かれ、三石山の由来が分かる。
 小屋の後ろを少し登ると三石山頂で、山梨百名山の標柱がある。GPSによると山頂はまだこの奥で、1173mの基準点があるようなので、藪の中に少し入り込んでみた。数十メートル進んで山頂の標識を探してみたが、人が入るような場所ではなく雪もあったので、見つける事はできずに引き返した。

山名由来の巨石と鳥居
【山名由来の巨石と鳥居】
   見損なってた展望台の富士
【見損なってた展望台の富士】

 先ほどの小屋まで戻り、二人組の登山者に声をかけた。小屋のまわりも山頂と同様に眺望はない。突き立つような巨石が立っているが、それが山名由来の巨石のようだ。
 下山は来た道を戻り、展望台で富士山を確認する。手前に山があるので富士は頭だけちらりと見えていた。下山途中、何度か銃声が聞こえていたが、ライフル銃を持った男とすれ違った。何を捕っているのかと尋ねると、出てきたものと答えが返ってきた。長話は迷惑そうだったので、その場を離れたがこの山域には複数のハンターが入っているようで、撃たれないように足早に下山した。
 大崩の駐車場まで戻ると、駐車スペースは満車で、車で林道を降りているときも対向車が現れ離合に苦労した。身延の町まで降り県道を南下し、南部の町のなんぶの湯に入って汗を流した。昼食もここで食べ、次の目的地である愛知県の瀬戸へ向かった。

付近の山 毛無山(2005.11.05)、身延山(2012.12.29)、思親山(2004.04.30)、竜ヶ岳(2013.02.09)

立ち寄り湯情報
 
南部町交流促進施設 なんぶの湯★★★★
場所:山梨県南巨摩郡南部町内船8106番地1(TEL:0556-64-2434)
泉質:アルカリ性単純温泉
料金:800円(17時から500円)・時間:9:30~20:00
休館:不定休
食堂:有、露天:有
Camera:CANON PowerShot S100

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