週末は野山にいます


山梨県東部の山

御正体山(1999.01.02)
今倉山(2009.10.31)
高畑山(2007.12.15)
大室山(2012.05.19)
扇山(1997.01.11)
百蔵山(2018.04.07)
権現山(2011.01.15)
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赤鞍ヶ岳-山梨県の山

赤鞍ヶ岳-山梨県の山

道志山塊の主稜線を歩く

道志山塊の主稜線を歩く

【赤鞍ヶ岳(朝日山)山頂】

赤鞍ヶ岳(朝日山)山頂

○山行情報
日程 2024年2月3日(土)
山名(山域) 赤鞍ヶ岳(道志の山
入/下山地 道志村役場
メンバー 黒岩、福島
行動時間 6時間5分
歩行 距離登り下り歩数
9.6km897m897m---歩

赤鞍ヶ岳マップ

○コース(タイム)

道志村役場(8:09)-(10:17)秋山峠-(10:26)朝日岳-(11:38)赤鞍ヶ岳-(14:12)道志村役場

 《山概略》
 赤鞍ヶ岳は山梨県の道志村と秋山村と都留市の境にある標高1299mの山、別名は朝日山。稜線の東1.6kmに三角点があり、そこも赤鞍ヶ岳と呼ばれている。別名はワラビタキ。国土地理院の地図では前者に赤鞍ヶ岳の記載があるが、後者は三角点(点名は大栗村)があるだけだ。

 《アプローチ編》
 橋本駅から仲間の車で道志村へ。村役場の駐車場に車を止める。駐車場の正面の役場の建物は新築中で、二階建ての綺麗で立派な建物が見えている。人口1000人余りの村で、住民一人あたりの費用は相当な額になるだろうが、余計な心配である。

 《赤鞍ヶ岳へ》
 道志村役場の駐車場から、国道を山中湖方面へ歩いて行く。前回来たときは民家の間の細い道を山に向かって通り抜けたが、地図によると国道の先に林道に入る道があるようなので、そこを通ることにした。
 国道の路側帯を200mほど歩くと右手に入る道があり、赤鞍ヶ岳登山道入口と書かれたプレートもある。車が一台通れそうなその道に入り、登りが始まる。道なりに進み左に大きくカーブすると真っ白な富士山の頭が見えてくる。この日は快晴で、稜線からの富士の眺めも期待できそうだ。




 林道の途中には獣よけのゲートがあるので、そこを通過する。そして、舗装道からダートに変わり、左手に階段状の登山道が見えてくる。杉植林の登山道に入り、やがて道は尾根の直登となる。急登は稜線まで続き、途中標高979m地点の入道山を通過する。



 筋肉痛になりそうな急登を登り切り、稜線の秋山峠に出る。富士山の姿も見えている。少し休憩してから左手の赤鞍ヶ岳方面へ向かう。それほど歩くことも無く、すぐに赤鞍ヶ岳の山頂(1,299m)に到着。別名で朝日山とも呼ぶらしい。三角点は無く、ブナ林に囲まれているため眺望も無い。
 下山は来た道を引き返し、稜線の東にあるもう一つの赤鞍ヶ岳山頂を経由して尾根を下ることにした。登ってきた秋山峠まで戻り、そのまま東へ向かう。稜線は多少のアップダウンはあるが、最初の急登と比べれば楽なものだ。



 稜線は樹林に囲まれているのでなかなか眺望が現れない。ウバガ岩のあたりでようやく富士が見える岩場がある。その岩がウバガ岩であるかどうかは分からない。雲ひとつ無い青空の下に見える冠雪した富士は爽快である。富士の手前には御正体山、菜畑山、そして先ほど立った赤鞍ヶ岳が見えている。
 ウバガ岩から少し先にもう一つの赤鞍ヶ岳山頂がある。こちらは別名ワラビタキで、標高1256.8mと先ほどより低いが、三等三角点がある。点名は大栗村。三角点から少し先にはダム管理事務所が建てた無人の赤倉雨量観測所が柵に囲まれている。
 山頂付近のスズタケの枯れた草地に腰を下ろし、昼食休憩にした。冷たい風が吹いていたので、多少は防風の効果がありそうな場所だ。小一時間休んでいる間にも人が通ることは無く静かな山だ。
 小一時間休憩し、稜線をさらに東へと向かう。まわりはブナが多いが杉植林も現れる。その杉の幹にはテープが巻かれているが、それは何のためだろうという話になった。自分は鹿から食べられないためだと思っているが、不明なままだ。



 指導標が現れ、右手に道志村方面へ降りていく尾根がある。このまま直進すると巌道峠(がんどうとうげ)に至る。尾根を下っていくが、こちらの尾根も急な下りで、足を踏ん張りながら降りていく。正面には丹沢の山並みが見えている。大室山や加入道山だろう。やがて舗装された林道に出る。その林道を横切り尾根を下る道もあるが、お気楽な林道を歩くことにした。その方が国道を歩く距離が短くなるからだ。国道は交通量が多く、歩道もないので歩くのは危険が伴う。
 入道沢橋を渡り、集落が近づくと大室山が大きく見える。国道413号に出て右手に進むとすぐに道志村役場の案内板が見え、車を駐めた駐車場に戻る。
 下山後の楽しみは温泉である。道志にはふたつの温泉があり、この日は紅椿の湯に入った。風呂の後は食堂で夕食を取る。この日は珍しくドライバーではないので、生ビールを飲ませてもらった。


○立ち寄り湯情報
紅椿の湯 ★★★★
紅椿の湯 場所:山梨県南都留郡道志村小椿3888番地(TEL:0554-20-4500)
泉質:Ca・Na・硫酸塩泉(PH9.03)
料金:1000円・時間:10:00~21:00、無休
食堂:有、露天:有
Camera:CANON EOS M6