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足和田山-山梨県の山

足和田山-山梨県の山

快晴で富士と五湖の展望満喫

快晴で富士と五湖の展望満喫

【三湖台からの眺望】

三湖台からの眺望

山行情報
日程 2016年12月3日(土)
山名(山域) 足和田山(富士五湖
入/下山地 八幡神社/風穴
メンバー 林夫妻、千葉、大冨、嶋田、萬濃、山地、岡西、小寺、福島
行動時間 4時間54分
歩行
距離
登り
下り
歩数
9.7km 627m 556m ---歩
足和田山マップ

コース(タイム)

八幡神社(09:59)ー(11:11)足和田山(五湖台)ー(12:15)三湖台(13:19)ー紅葉台ー(14:20)鳴沢氷穴ー(14:53)風穴駐車場

 《山概略》
 富士山と御坂山塊の間にある小さな山稜が足和田山である。小さな山ではあるが、麓の標高が900mを越えるので、山頂は1,355mとなる。山としては決して低くないが登るのは簡単である。稜線は東海自然歩道の一部でもあり、ハイキングコースとして気軽に歩ける山である。富士山の周辺には足の付く山が三つあり、富士の三本足とも言われているようだ(足柄山、足高山)。

 《アプローチ編》
 車二台で縦走することにした。まずは二台で一本木近くの八幡神社で皆を降ろし、二台で風穴の駐車場へ移動(この時期風穴は休業中)、一台を残して八幡神社へ戻った。6kmの距離だが、往復するのに30分以上時間がかかった。駐車場は10台以上駐められる広さだが、駐めている車は一台もなかった。


八幡神社を出発
【八幡神社を出発】
   柵の扉から山へ入る
【柵の扉から山へ入る】

 《足和田山へ》
 仲間と合流し、さっそく歩き始める。しばらく舗装道が続くが、特に山の指導標など無く、山勘で進んでいく。道は緩やかな登りで、周りにはどこから来たのか、他のハイカーの姿も見られた。やがて東海自然歩道の看板が見えてきて、その後ろにある柵に扉があるので、そこが入山口のようだ。柵には、山中で採れるキノコには100ベクレル/kgを超える放射性物質が含まれるので採取しないようにと書かれたプレートがある。
 柵の中に入ると明るい雑木林で、階段状の坂が続く。稜線までは大した距離ではないのだが、途中一息入れて休憩する。木々の隙間からは町を挟んで杓子山の姿が見えている。ここからはまだ富士の姿は見られない。休憩後しばらく歩くと、雪に覆われた立派な富士が見えてくる。道なりに歩き、稜線が近づくと、祠があり中に鉄剣がある。その祠の裏手に行くと、三ツ峠や河口湖が見渡せる。まだ風景は細切れでしか見えないが、もっと上の方へ行くと期待できそうだ。

晩秋の風景
【晩秋の風景】
   五湖台(足和田山)に到着
【五湖台(足和田山)に到着】

 稜線らしき場所に出ると道標があり、紅葉台・三湖台・五湖台方面へ進む。稜線も樹林の中のた展望は良くない。車止めを通過し、ススキの間を通り抜けると櫓の展望台が見えてくる。展望台の周りにはいくつかのテーブルがあるが、いずれもハイカー達の休憩場所として賑わっている。ここが足和田山の山頂で、五湖台とも言う。五湖が見えるのでその名が付いたのだろうが、展望台に上に立っても五湖を確認することはできなかった。
富士の北面は凍っている
【富士の北面は凍っている】
   気持ちの良い落ち葉の道
【気持ちの良い落ち葉の道】

 五湖台から三湖台へ向かう。落ち葉の一本道を進むと、道が山登りの道と巻道らしき道に分かれる。この場合、山登り道に行くのが間違いないが、軟弱な同行者は巻道の方へ行こうとする。二手に分かれていくことになったが、その先で無事合流することができた。それが二回ほど続いた。そうこうしているうちにやたら広い道に出て、好展望な広場のような所へ出る。ここが三湖台(1202.6m)である。三湖とは、本栖湖、西湖、精進湖だろう。この三つの湖は、一つにまとまっていたが、噴火の溶岩流で分かれたものらしい。それほど古い噴火ではなく、864年の貞観噴火の時のようだ。

三湖台に到着
【三湖台に到着】
   西湖を一望
【西湖を一望】

 三湖台からは湖だけではなく、周辺の山並みも一望できる。富士山や御坂山塊、南アルプス、富士の裾野の青木ヶ原も広大な樹海であることが分かる。天気にも恵まれ絶景を楽しみ、広場に座って昼食休憩を小一時間取った。

のんびり下山
【のんびり下山】
   富士樹海の中へ
【富士樹海の中へ】

 三湖台からは下りだけである。東海自然歩道の道を風穴方面へ進んだ。紅葉台と言うところには、すっかり古くなった、展望台の茶屋がある。展望台は有料だが、トイレを利用するだけでも、その料金は必要となる。仲間の何人かは、トイレを利用するため中に入り、ついでに展望台の上に登っていた。
 麓の方まで降りていき、国道139号の下のトンネルをくぐり、富士樹海の中へ入っていく。氷穴を過ぎるとまさに樹海の中で、木の根元は苔むし、鬱蒼とした薄暗さとなる。樹海の出口には風穴があるが、観光地としての風穴は12/7までは休業中だった。
 駐車場に無事到着し、約10kmののんびり散歩は終了。もう一台の車を回収すべく、再び八幡神社へ向かった。車で来て山を縦走するのはなかなか面倒である。その後、なるさわ道の駅で二台が合流し、今夜の宴会用地ビールを調達して、道志村の紅椿の湯へ向かった。毎年恒例の忘年会会場である。

付近の山 鬼ヶ岳(2010.10.16)、王岳(2011.06.04)、三方分山(2012.11.24)

立ち寄り湯情報
 
紅椿の湯★★★★
場所:山梨県南都留郡道志村小椿3888番地(TEL:0554-20-4500)
泉質:カルシウム・ナトリウム・硫酸塩泉(PH9.03)
料金:1000円・時間:10:00~21:00、無休
食堂:有、露天:有
Camera:CANON EOS 6D

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