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奈良県の山−三輪山

奈良県の山−三輪山

古来より神の鎮まりますお山

古来より神の鎮まりますお山

【狭井神社参道】

狭井神社参道

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山行情報
日程 2008年12月29日(月)
山名(山域) 三輪山(奈良県)
入/下山地 大神神社
メンバー 福島
行動時間 1時間08分
歩行
距離
登り
下り
歩数
5.3km 449m 449m 14,140歩

コース(タイム)

神社(13:50)−(14:23)三輪山−(14:58)神社

 《山概略》
 奈良県桜井市にある三輪山は山そのものが大神神社のご神体となっている。大神神社の歴史は古く、大和朝廷創始から存在する日本最古の神社とも言われている。


大神神社 【大神神社】

 大神神社は正月でもないのに多くの人が訪れ、駐車場は満車だった。参道には多くの車が路駐していたので、それにならい路駐し、神社へと向かった。

 大神神社の参道には多くの車が駐車されていた。そこに車を停めて神社に向かった。大神神社はいくつかある神社の総称のようで、社務所で三輪山に行きたい旨を伝えると、狭井(さい)神社のほうへ行くように指示があった。さらに、受付は14時までなのでお早めにと言うことだった。このとき13時半だったので、まだ時間は十分ある。
 狭井神社で再び三輪山を登りたいことを伝えると、簡単な作法の説明があり、入山者カードを渡され記入した。入山者カードには携帯番号を記入する欄があり、なかなか現代風である。三輪山は明治より許可制で入山が可能となっている。入山者カードを氏子に渡し、入山料を300円払うと、タスキを渡される。そのタスキを首に掛けて入山することになる。
 三輪山の入山口は狭井神社の境内にあり、入山口の鳥居をくぐる前に入山者の心得をよく読んでおく。曰く、
《入山者の心得》
・狭井神社で受付をし、参拝証タスキを受け、必ず肩に掛け、お払いをして敬虔な念を以って登ること
・入山時刻:9:00〜16:00(受付は14:00まで)
・登拝禁止日:正月三ヶ日、2月27日、4月9日、4月18日、10月24日、11月23日、その他 ・灯明・煙草等は禁止
・お供え物は持ち帰り、塵・芥を放置しないこと
・3時間以上の入山を禁止
・草木・鳥獣・土石類を取らないこと
・カメラ、映像機材等を持ち入らないこと
・狭井神社登拝口以外の入下山は許されない
・高宮社参拝道以外の山内に入らないこと
・御山で弁当などを食べない
 いつもの登山と大きく違うのは、カメラを持ち込めないと言うことだ。三輪山の様子は写真や映像で伝えることはできず、自分の目で確かめるしかないのだ。敬虔な念を以って鳥居をくぐって入山した。
狭井神社境内
【狭井神社境内】
   三輪山登山口
【三輪山登山口】

 首に掛けたタスキには鈴が付いていてチリンチリンと音が鳴る。ふだん山でもクマ避けの鈴等はつけないので、終始鳴る音は騒がしい。三輪山は神域として、古来から木を切ったことがないという。杉や檜、松などの雑木林のうっそうとした森の中を山道に沿って進む。下山者が時々現れてはすれ違う。登り一辺倒で汗が出てくる。途中、休憩所の小屋かと思ったら、トイレだった。篤志家から寄進されたものらしい。
 休憩無しで山頂(467m)には30分ほどで到着した。祠があり、その奥に磐座がある。磐座の周りでは若い男女三人が瞑想しているようだが、奇妙である。磐座の前で参拝し、下山した。
 狭井神社の境内に戻り、タスキを返却した。往復二時間といわれているが、結局往復1時間10分ほどかかったことになる。
 駐車場に戻る途中、池の畔に三島由紀夫の「清明」という揮毫があった。三島由紀夫の作品『豊饒の海−奔馬』に三輪山の記述があり、取材でもここを訪れたことがあったようだ。この作品は大作でなかなか読みづらそうだ。機会があれば読んでみたい。

付近の山 金剛山(2005.05.05)、山上ヶ岳(1999.10.06)、天保山(2008.05.04)


Camera:Canon IXY 910is

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