週末は野山にいます


大阪府の山

葛城山(2013.4.27)
六個山(2019.9.7)
ポンポン山(2018.2.9)
金剛山(2005.5.5)
TOP > 大阪府の山 > 妙見山 counter

妙見山-大阪府の山

妙見山-大阪府の山

終着駅から登る山

終着駅から登る山

【慰霊塔が建つ山頂】

慰霊塔が建つ山頂

○山行情報
日程 2025年3月8日(土)
山名(山域) 妙見山(京都周辺
入/下山地 妙見口駅
メンバー 林夫妻、山地、浜岡、岡西、大富、福島
行動時間 4時間15分
歩行 距離登り下り歩数
9.4km570m570m---歩

妙見山マップ

○コース(タイム)

妙見口駅(9:30)-妙見山駐車場-(11:34)妙見山(11:40)-雄滝行場-(13:39)妙見口駅

 《山概略》
 妙見山は大阪府と兵庫県にまたがる標高660.1メートルの山。北摂山系に属し、山頂近くには日蓮宗の関西地区における重要寺院である能勢妙見堂があり、信仰の対象として多くの参詣者を集めている。また、北極星を神格化した妙見大菩薩を祀るなど開運や勝負事にご利益があるとしている。

 《アプローチ編》
 羽田からANA013で大阪伊丹空港へ。電車を乗り継ぎ、妙見口には9:12に到着。駅前は賑わっているかと思ったが、そうではない。住宅街にある終着駅で、土曜の朝のためか街はまだ眠っているようだ。
 仲間とは9:30駅前集合となっている。それまで駅前の豊野町マップを見て、今回のコースを確認する。マップは妙見山が中心で、5本のコースが表示されている。今回は「③上杉尾根コース」を歩く予定である。

 《妙見山へ》
 総勢7名のメンバーが妙見口駅前に集まり出発する。駅前の舗装道をしばらく歩くが、歴史のある道のようで、常夜灯が立っている。花折街道と長尾街道の合流地点にあたるらしい。その先には「日本一の里山」の案内板がある。吉川から黒川一帯の里山は、かつて池田炭(菊炭)という茶道にも使われる高級炭の産地で、ゴジイを優占種とした照葉樹林が保全され、その景観がパッチワークのようであるらしい。




 交差点を横切り、道は山の中へと入り林道となる。緩やかな登りが続き、やがて稜線コースの登山口がある。登山口からは尾根の登りである。このコースは人気が無いのか、我々の他に歩いている人は見かけない。
 斜面に柵で囲っているところがあり、シロミノヤブムラサキという希少種を保護している。まだ確定してないのか、同定観察中と書かれている。
 けっこう登ってきたところで、下界の風景が見えてくる。住宅地が密集しているのは豊野町のときわ台だろうか。一方、谷間に点々と集落があるのは黒川のようだ。



 自然林の歩きがしばらく続き、突然視界が開けたかと思ったら、大駐車場のような広場に出る。車は奥の方に数台駐まっているだけだ。その駐車場を突っ切って奥の方へ行くと、日蓮宗霊場の能勢妙見山の境内となる。鳥居の扁額には妙見山大菩薩と書かれている。
 山頂を求めて、参道を登っていく。この参道は右手が大阪府、左手が兵庫県となっているようだ。参道の途中、右手に三角点と書かれた指導標があるので。そちらの方へ進む。大きく三角点と書かれた指導標が続き、青銅の塔のようなものの裏手に、三角点がある。ここにもしつこく、大きな三角点と書かれた看板がある。大仰な案内だが、三角点自体は四等三角点である。妙見山の山頂で標高は660m。ここからの眺めは無い。



 三角点からお寺の方へ移動する。先ほど駐車場の所から見えていた幾何学的なふしぎな建物の所へ行くと、ガラス張りのその中には現在は入れないようだ。入口にはコロナがどうとかと書かれている。建物の反対側はテラスのようになっていて、周囲を一望できる。このあたりの地形は不案内だが、六甲山系の山並みが見え、海が見えているので大阪湾なのだろう。
 続いて本殿の方へ移動する。御朱印をもらう仲間もいるが、きりが無いので自分はもうやめてしまった。奥の方へ行くと、多くの古い扁額がかかった建物があり、そこからはガラス越しに北の方角が見渡せる。ここから北極星が見えると言うことだろう。また、奥の参道には郵便局がある。妙見山簡易郵便局で平日は三業務が行われているようだ。



 下山は新滝道の方へ降りていく。妙見山は山頂から多くのコースがあるので気をつけなければならない。それと、この山は『山と高原地図』シリーズには無いと思っていたのだが、『北摂・京都西山 (48)』に載っていた。持ってくるのを忘れ不覚であった。
 新滝道コースは急な下りがひたすら続く。谷間の道で単調な風景が続く。途中、滝行の小屋のようなものがあり、その滝を見学するが、修行場のためかその滝は直接見ることは出来なかった。
 山を下ると妙見の森ケーブルの黒川駅があるが、2023年12月に営業が終了している。駅の中をのぞくと"ときめき"車両が留置されていた。黒川駅から離れて振り返ると軌道が山の上の方へ延びているのが見えた。
 国道477号の歩道を歩き、行きの道と合流して駅前に戻った。この時間になると駅前の商店は開いている。猪肉を使った料理が多いようで名物なのだろうか。下山後のお楽しみは、梅田に移動して中華料理の店で打ち上げを行った。

○今夜の宿
アパホテル〈新大阪 南方駅前〉★★★
アパホテル 場所:大阪市淀川区西中島3丁目10番5号
TEL:0570-056-611
料金:素泊まり 8900円
大浴場:無し
その他:-
Camera:CANON EOS R8