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嘉津宇岳-沖縄県の山

嘉津宇岳-沖縄県の山

ふるさとの山自慢は好展望

ふるさとの山自慢は好展望

【山頂からのパノラマ】

山頂からのパノラマ

山行情報
日程 2015年02月18日(水)
山名(山域) 嘉津宇岳(九州
入/下山地 登山口広場
メンバー 単独行
行動時間 1時間
歩行
距離
登り
下り
歩数
1.7km 213m 213m --歩
嘉津宇岳マップ

コース(タイム)

登山口広場(13:01)-(13:21)山頂(13:43)-(14:01)登山口広場

 《山概略》
 かなり前の山渓記事に「ふるさとの山自慢」という特集があり、沖縄県で一番の山が嘉津宇岳だった。このときの記憶から、沖縄に行ったら嘉津宇岳に登ってみたいと思っていた。沖縄の山は低山ばかりなので観光がてらに登ることも可能だ。2月のオフシーズンに航空券とホテルのセット価格が安かったので、横浜から1000km以上離れた山へ行くことにした。

 《アプローチ編》
 06:25羽田発は自宅から始発電車に乗ってぎりぎり間に合う時間である。それでも良かったのだが、念のため前夜に川崎のビジネスホテルに泊まった。関東地方は朝まで雨が降っていたが、降り立った沖縄の空は真っ青だった。
 予約していたレンタカー会社の迎えでレンタカーの手続きをし、真新しい日産ノーツで沖縄の街を走った。嘉津宇岳に行く途中、嘉数高台公園とかでな道の駅に立ち寄り、基地を眺めた。名護市勝山の登山口に着いたのは13時少し前だった。


嘉津宇岳登山口
【嘉津宇岳登山口】
   階段状の登りから始まる
【階段状の登りから始まる】

 《嘉津宇岳へ》
 嘉津宇岳登山口は広場になっていて多くの車を駐めることができる。この日は平日にもかかわらずマイクロバスと数台の車が駐まっていた。トイレもあり、登山口としては申し分ないのだが、登山口という言葉はどこにも書いておらず、案内板の類もない。少々不安になるが、山に向かって細い階段状の道が続いているので、そこが登山道だと信じるしかない。
 サブザックを担いで歩き始める。ザックには道の駅で買ったさんぴん茶が入っている。関東より10度以上気温が高いのですぐに汗をかきそうだ。真冬とは思えない青々とした森の中の道を進んだ。
緑が鮮やか
【緑が鮮やか】
   葉がでかい
【葉がでかい】

 山にはけっこう人が入っていて、下山する多くの人とすれ違った。子どもが多く、遠足か何かだろうか。いずれにしても人気のある山だ。名護の市街地からも近いので気楽に登れるのだろう。
 沖縄は亜熱帯気候のため、本土の森とはひと味違う。真冬のこの時期でも緑が深く、葉がでかい(クワズイモ?)。植物は密集し、さながらジャングルのようだ。土の栄養も違うのだろうか。
山頂か近づくと鋭い岩が多い
【山頂か近づくと鋭い岩が多い】
   急に展望が開ける
【急に展望が開ける】

 道は一本道が続き、分岐はない。道なりに歩いているのだが、道は山頂から遠ざかるように続いている。不安になりながらもそのまま進むと、ようやく山頂方面に向きを変えた。どうやら山を左に巻くようにして山頂に道が続いているようだ。
 足下に尖った岩が増え、岩伝いに登っていくと、密林から抜け出て急に眺望が開けてくる。歩きながら眺望を眺めているのもつかの間で、すぐに嘉津宇岳山頂となる。山頂の標高は452mで、沖縄本土3番目の高さである。岩場の山頂で、周りには遮る物のない大展望が広がる。

山頂は360度の大展望
【山頂は360度の大展望】
   八重岳方面はアンテナ群
【八重岳方面はアンテナ群】

 山頂からの絶景は、嘉津宇岳が沖縄ふるさとの山自慢1番であることがよくわかる。山や海、街並みが一望できるのである。少々風が強くじっとしてると寒くなるが、このまましばらく眺めていたいところだ。
 山頂には誰もおらず、入山者は皆下山したようだ。気兼ねなく360度のパノラマ写真を撮った。山頂からさらに奥へ道が続いていたので少し歩いていったが、鋭利な岩場で歩きにくい。すぐに引き返した。

シマタゴ(モクセイ科)
【シマタゴ(モクセイ科)】
   登山口で山を振り返る
【登山口で山を振り返る】

 山頂滞在は20分ほどで、来た道を下った。下りの時間はあっという間である。登山口広場には、自分の車しか無く、多くの車は消えていた。14時下山はほぼ予定通りで、車に乗り込むと美ら海水族館へ向かった。明日は沖縄本土最高峰の与那覇岳を登る予定である。

《登山道の花》
センダングサ リュウキュウコスミレ 山の花
 【1.センダングサ】
 【2.リュウキュウコスミレ】
 【3.山の花】

付近の山 与那覇岳(2015.02.19)、於茂登岳(2013.10.25)

Camera:CANON EOS 6D

NOYAMA
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